去る10月26日月曜日、新羽にあります地鶏焼味くり家様にて、お燗酒を楽しむ会を開催いたしました。今回のテーマは、4つの味わいのタイプ(軽快なタイプ、優しいタイプ、芳醇なタイプ、熟成タイプ)に分類し、温度帯をいおいろ試しながら、好みのお酒を見つけましょう、というものです。
①すっきり軽快なタイプ 岐阜県三千盛純米大吟醸、新潟県緑川本醸造、広島県富久長特別純米。 ②ふっくら優しいタイプ 静岡県喜久酔特別純米、京都府澤屋まつもと純米 ③どっしり芳醇なタイプ 神奈川県隆雄町特別純米、埼玉県神亀小鳥のさえずり純米吟醸 ④熟成タイプ 石川県菊姫山廃純米平成12年 軽快なタイプはあくまでも冷やで飲んだ状態のことで、温めると旨味が増すので軽快というよりは、丁度よい感じになるかと思います。ふっくら優しいタイプは、最も守備範囲が広く、選んで無難なオールラウンド、特に喜久酔は、甘味さえ感じますが全く重くなく、引っかかりも無いので、お燗酒初心者におすすめです。どっしり芳醇なタイプでは、やはりお酒が好きな人が好むようです。この辺りまでくると、チーズや肉料理などともよく合います。最後に熟成タイプ、今回は酸味が特徴の菊姫ですが、お燗にすると旨味が増すので酸は気になりません。ですが常温だと酸が勝ります。やはり燗が旨いです。
二子玉川にあります遊家さんにて、丹沢山ひやおろし2009年度醸造のお燗とスモークの盛り合わせをいただきました。
これ以上は無い、と思わせる組み合わせ!これで二合はいけます。遊家 二子玉川店様のホームページはこちら doi-kikaku.com/nikotama.html
お酒が好きな方には、たまらないお店です。
9月24日月曜日、磯子区新杉田にある炭火焼火乃酉の谷口さんと川西屋酒造店を訪問しました。
写真はデキャンタージュといって、お燗につけたお酒をジャバジャバ空気に触れさせているところです。酒質が若いうちは、こうすることで驚くほどまろやかになります。常温、ぬる燗、熱燗、燗冷まし、急冷燗、燗ロック、ちょい水割り、90度で1分、60度で3分などなど・・・。同じお酒でも全く違った味わいになるのが面白いところです
蔵で試飲をした後、蔵元の露木社長より、酒米が植えられている田圃へ案内していただきました。「若水」という種類の酒米で、吉祥で販売している純米吟醸「隆」の白ラベルや純米吟醸「丹沢山」に使用されています。
たわわに実っています。よ~く見ると、穂先にひげみたいなのがあります。ノゲと呼ばれるもので、古い酒米(山田錦や雄町など)にも見られます。新しいタイプの酒米(美山錦や五百万石)にはありません。米粒も大きいので、周りの食用米の稲と比べてもすぐに見分けることができます。
今年も順調に育っているようで、旨い酒ができそうです。新酒が楽しみです。
「醸し人九平次」を造る、愛知県の萬乗醸造の代表、久野 九平治さんにお越しいただき、スタッフ勉強会を実施していただきました。(写真左の方です)
現在、醸し人九平次の定番商品は純米大吟醸を除き、全て完売となるほど人気のお酒ですが、それでも現在の日本酒を取り巻く状況に、危機感を抱いているとおっしゃっていました。
お酒の個性は、突き詰めていくと原料である、「酒米」にたどりつくとのこと。そこに蔵の個性が加わって一つのお酒が完成します。そこで、Aという蔵の山田錦(酒米の種類です)、Bという蔵の山田錦、Cという蔵の山田錦を飲み比べてみれば、より楽しさが増して、結果消費の底上げが可能なのでは?だから酒米の特徴なりを伝えていくことが重要ではないかと。
ところが、現在の市場は、「銘柄で選ぶ」が圧倒的に多く、明らかに「お酒を知っている人」を対象としたマーケティングとなっていますが、「お酒を知っている人」は全人口のほんの僅かにすぎません。それよりも、圧倒的に多い、「お酒を知らない人」にいかにして、お酒の美味しさ、楽しさを知っていただくか、ということが重要ではないかと力説されていました。
今は、お酒が無いのでとても残念ですが、今期の仕込みが始まれば、又店頭にて紹介できることと思います。その時は、今迄とは違った形で皆様へお伝えしてまいりますので、もうしばらくお待ち下さいませ。
都筑区仲町台に2号店がオープンしました、「鶏和酒(とりあえず)」の大将、笠原さん。横浜市営地下鉄仲町台駅下車、徒歩0分のところにあります。焼き鳥が美味しいお店です。センター北店ともども、よろしくお願いします。
住所:横浜市都筑区仲町台1-7-11
TEL:045-941-8050 センター北店のH・P www.yakitori-toriaezu.com/
本日は東京へ出る用事があり、それならばと六本木にある純手打ちそば 夢路さんにて昼食をいただきました。
まずはおまかせの肴三種盛りと広島県西城市の地酒「亀齢辛口純米八拾」を。
酒器がいいです!無論肴も酒も最高です。
二八蕎麦と田舎蕎麦の合い盛り。蕎麦の風味、歯ごたえもいいですが、かえし(つゆ)があっさりして、出汁の風味がとても良いので、蕎麦の味がよくわかります。
お店を切り盛りする、山田さんご夫妻。オープンして間もなく一年になります。落ち着いた雰囲気の、まさに大人の隠れ家的なお店です。(雑誌、大人の隠れ家にも紹介されていました)六本木へお越しの際は、夢路さんへ!
去る7月28日、磯子区新杉田に在ります、炭火焼 火乃酉様にて、鹿児島県西酒造さんの芋焼酎「宝山を楽しむ会」が開催されました。当日は鹿児島より、西酒造の眞喜志 康晃さんと、田之頭 賢二さんにお越しいただき、お客様へ宝山を振舞っていただきました。
写真左が眞喜志さん、右は田之頭さんです。今回は西酒造さんより、「前割り」を用意していただきました。「前割り」とは、予め焼酎を水で割って寝かせてから飲むことです。参加された皆様、けっこうな量を飲まれていましたが、アルコール度数を落としたお陰で、すっきりしていた様子でした。
今回は16名の宝山ファンが集まりました。皆さんが本当に美味しいと、心から喜んで宝山を楽しんでいる様子を見て、やって良かった、又頑張ろう、そういう気持ちにさせてくれました。火乃酉さまの料理も宝山にピッタリ、お陰さまで良い会となりました。眞喜志さん、田之頭さん、遠路お越しいただき、ありがとうございました。火之酉代表の谷口さん、スタッフの皆さんお疲れ様でした。またやりましょう!
湘南の地酒「天青」でお馴染み、熊澤酒造さんの敷地内にあるピッツァとパスタのお店、「モキチ・トラットリア」へ行ってきました。自家製手打ち生パスタが美味しかったので、「パスタ販売していませんか?」と尋ねたら「販売していないんです」とのこと。わかってはいたのですが、美味しかったのでつい聞いてしまいました。つまるところ、ここへ来ないと食べられない、ということです。
湘南ビールとともに、いただきました。奥のパンは、ビール酵母で造られています。こちらのパンも、蔵の敷地内のパン屋さんで販売しています。
蔵の敷地内は、庭園のようです。ちょっとした名所になっています。ご家族・お友達を連れて行ってはいかが!詳しくはこちら → www.kumazawa.jp/facilities/酒造時期には、蔵元見学ツアーを開催したいと考えております。その際はまたお知らせいたします。
女性杜氏でお馴染み、広島県の地酒「富久長(ふくちょう)」の蔵元、今田酒造本店の今田 美穂さんと、飲食店のお得意さまを訪問しました。そのうちの一軒、都筑区仲町台にある「源八」さんにての一コマです。
美穂さんは、冬は酒造り、夏は営業活動と、男顔負け、バリバリ働きます。源八の店長、斉藤さんもお酒のこと、造りのこと、広島のことなど、いろいろなお話を聞くことができ、お客様へのお酒のすすめ方に、大いに役立ったことと思います。この日は、横浜市内を6件訪問したのち、本日代官山にリニューアルオープンする米花(よねか)様を訪問しました。富久長純米吟醸をご使用いただいております。
左から、富久長辛口夏吟醸プラスX。辛口ですが、口に含んだ時の吟醸の香りも楽しめます。
真ん中は、富久長純米吟醸中汲み槽しぼり。香りと甘味があって、初心者でも飲み易いお酒です。
右は、富久長特別純米鼓。すっきりした辛口ですが、お燗で旨味も増す、万能タイプの純米酒です。
どれもそれぞれ特徴があるので、お好みに合わせてセレクトしていただければと思います。
富久長、よろしくお願いします!
お酒好きな方にしてみれば、アルコール度数を落として飲むなんて邪道だ!と思うかもしれません。
でも、全人口のうち、お酒が好きという方は半分もいないのではないでしょうか?(あくまでも推測です)
であれば、世の中の大半を占める「お酒は好きではない、または好きでも嫌いでもない」という方に、
是非飲んでいただきたいと思うのが、これ! 麦焼酎ちんぐ夏上々
アルコール度数は19度です。(本格焼酎は一般的に25度がほとんどです)
これを、ワイングラスに氷を5~6個浮かべて、グラスを回してシャラシャラしながら飲めば、まるで風鈴
のような音色。この飲み方、蔵元でもある重家酒造さんのブログでも紹介しています。お試し下さいませ。
重家酒造さんのブログはこちら → omoya1924.ikkyoi.com/e4685.html
ちんぐ夏上々 1800ml ¥1886(税込¥1981) 720ml ¥1000(税込¥1050)新潟県魚沼の地酒「緑川酒造」の高橋さんと、都筑区センター南にある「菜の花」さんへお邪魔しました。写真の料理はミズ(ミズナとも呼びます)の出汁漬けです。この山菜は、主に渓流の沢沿いに密生しています。無論、緑川酒造さんの近辺ではたくさん採れます。アクはないので、生でも食べられますが、大抵は火を通します。私の最も好きな山菜です。
緑川酒造の高橋さん(左)と、菜の花ご主人の高原さん(右)。緑川酒造さんへは酒米の田植えで、2回ほどお伺いしていますが、念願叶って、やっとお連れすることができました。
菜の花さんのお料理は緑川酒造さんのお酒がよく合います。この日は、緑川純米と雪洞貯蔵酒緑(雪のなかで熟成させた純米吟醸酒)をいただきました。
以下、料理の写真です。
ご無沙汰しております。夏でも燗で飲む、燗太郎です。(冷酒も飲みますが・・・)
自宅のパソコンが壊れてしまったので、しばらくブログ更新をしていませんでしたが、復活いたしました。
原因はデータのたまりすぎ!容量の小さいパソコンはこまめにデータ整理をしましょう。
さて、6月中旬のことですが、毎年恒例の川西屋酒造店さん呑み切り(つまり試飲会のことです)へ行ってまいりま
した。今回もいくつかのコーナーにわかれていました。
まず初めは、新酒生酒のコーナーです。既に完売している商品も多いので、ちょっと少ないです。丹沢山山廃純米無濾過生原酒(右)は、やはり他とは一味違います。生原酒でが、お燗が人気でした。緑ラベルの阿波山田錦(中央)、白ラベル(赤文字)の信州美山錦(左)も上々の出来です。生は香り、味ともに豊かなので、純粋にお酒の味を楽しみたいという方にはおすすめです。
こちらは、昨年度醸造の火入れ酒です。手前の白ラベルの隆足柄若水55が4本ありますね!手前2つと奥の2つはそれぞれ仕込みタンクの違いなのです。(手前2つは仕込み9号、奥2つは仕込み10号)
川西屋酒造さんの「隆シリーズ」は、同じ種類のお酒であっても別仕込みタンクのお酒をブレンドしません。
(多くの蔵元は味のブレを無くすためブレンドをします)川西屋酒造店さんでは、
タンク違いによる味の違いも「個性」と捉えます。
ですから、蔵元からの出荷案内のFAXには「隆足柄若水仕込み10号火入れの出荷が整いました」というような、案内が来るのです。(10号の次は11号とか・・・)故に、そのようなことがきちんと説明できる酒販店さんにしか卸していないのです。ちなみに私の感想としては、仕込み9号の方が味や香りがはっきりしており、仕込み10号の方は落ち着いて飲み飽きしないタイプと感じました。個人的に選ぶとしたら10号ですが、売るなら9号かな!
センター北、鶏和酎の矢野さん(右)と、今回初めて訪問しました、関内のダイニングバーYOUの井上さん(左)
後ろにたくさん人がいますが、この日は茨城県から「酒舗おそのえ」さんという酒販店さん主催のバスツアー組20名程と一緒になりまして、たいへんな賑わいとなりました。
今回の呑み切りに参加された飲食店さんの名刺が掲示されていました。吉祥組みは3店舗ですね(菜の花さん、鶏和酎さん、YOUさん)
それにしても、この呑み切りについては、年々進化しているように思います。やはりこの厳しいご時勢、今迄と同じやり方ではいけないな、と私自身も思わされました。
ダーウィンの進化論ではありませんが、
「変化するものが生き残る」
自分の教訓にします。
九重雑賀の雑賀社長と奥様と反町にある焼き鳥の店「纜(ともづな)」さんへ行ってまいりました。
ともづなさんは、奈良県の大和地鶏を使用しています。その美味しさは、スタンダードなもも肉を食べればよくわかります。
写真はそのもも肉と雑賀さんの純米吟醸にごりです。
この日は、18:00にお店に入り、23:30くらいまで飲んでいました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
今回、雑賀さんと店主の島村さんとの間で、お酒の会をやりましょうと、話がありました。これは決定事項です。あとは日程を決めるのみ!多分、8月くらいではないでしょうか。無論、私、田邉がお手伝いさせていただきます。ご期待くださいませ!
(店主島村さんの意向で、画像は無しです)
場所:東急東横線反町駅下車、徒歩3分
TEL:045-314-8648
先月の南フランス、コート・デュ・ローヌのワイン生産者来日に引き続き、今月はフランス中部、ロワール地方サンセール地区にある、「ロベール・カンタン」の生産者、アレクサンドリア・モッタさんにお越しいただき、ワインの勉強会を開いていただきました。
こちらが、アレクサンドリアさん。パソコンを使って蔵の歴史やサンセールのワインの特徴など、詳しくお話いただきました。(通訳はトレッサ横浜店の今藤(こんどう)が担当。彼は在学中フランスへ渡り、ワイナリーでの修行の経験もあります)
サンセールといえば、「ソーヴィニヨン・ブラン」という品種の白ワインの産地として有名なんです。気候としてはどちらかというと冷涼で、ワインの産地としては北の方になります。(シャンパーニュやシャブリよりは南になりますが)緯度でいいますと、南樺太の辺りです。従って出来上がるワインも爽やかで清清しく、グレープフルーツやライムなどのような柑橘系の香りが印象的です。もう一つの特徴として、葡萄畑の土壌が挙げられます。同じサンセール地区でも更に細かく分類すると、サンセール、メヌトゥ・サロン、プイィ・フュメなどの地区に分かれますが、それぞれ異なった土壌により、ワインにもその個性が表れています。
左は、メヌトゥ・サロンの畑の石です。画像ではわかりづらいと思いますが、小さな貝殻の化石が積み重なってできた石です。(シャブリと同じ土壌です)ミネラルが豊かで、グレープフルーツのような柑橘系の香りに、蜂蜜のような甘味が感じられます。右はプイィ・フュメの畑の石で、火打ち石です。フュメとは英語で燻したという意味ですが、火薬のようなスモーキーな香りが感じられるそうでが、私はどちらかというと、塩の旨味のようなものを感じました。アサリの酒蒸し(ワイン蒸しでもいいのかな)や殻ごと焼いた牡蠣など、海のミネラルを感じる食材や料理に合わせたいです。
写真にはありませんが、もう一つ、サンセールという名前の付いたワインもあります。こちらは石灰粘土質の土壌で、昆布出汁のようなまろやかで深い旨味が特徴です。
お勉強のあとは、新羽駅前にある「味くり家」さんでお食事会。申し遅れましたが、赤ワインも造っております。全てピノ・ノワール単一の品種で白ワイン同様、樽は使用しておりません。従って品種の特徴がストレートの表れ、タンニンは穏やか、華やかでエレガントなワインです。
赤も白と同様に畑の土壌の違いによる個性が存分に発揮されています。好みや合わせる料理により、使い分けるのも面白いワインです。
5月26・27日、トレッサ横浜リヨン広場店にて、平和酒造さんの「鶴梅」シリーズの試飲販売をさせていただきました。梅酒3アイテムのほか、季節商品の「鶴梅柚子」と「鶴梅夏みかん」も登場、ご覧のようにひな段形の売場は通るお客様の目を引き、たくさんのお客様にお立ち寄りいただくことができました。
今回は2日間に渡り、平和酒造の阿部さんにお越しいただきました。大きな声を出して一生懸命お客様に呼びかけていただきました。「声大きいね、運動部に入っていたの?」と私が聞きましたら「いいえ、特になにもやっていませんでしたが、社内で発声練習をやっているので、それで鍛えられました。私なんか声は小さいほうですよ」と、なんとも謙虚!お陰さまでお客様の反応も上々、ほとんど途切れることなく、時には人だかりができるほどでした。この素敵な笑顔が「鶴梅」のブランドを築いていくのでしょうね。「我々酒販店も、かくありたい」そう思わされました。(独眼竜正宗の有名なセリフ「梵天丸もかくありたい」から引用させていただきました。年齢バレバレですね!)阿部さん、ありがとうございました。
去る5月20日(日曜日)、待ちに待ちました、吉祥感謝祭が盛大に行われました。朝9:00より生鮮野菜の朝市に始まり、焼き鳥、焼そば、沖縄そば、生ビールなどの屋台やお子様も楽しめる輪投げ、射的、などの縁日もあり、たくさんのお客様にご来場いただきました。
そして、メイン・イベントの蔵元様をお招きして青空の下でお酒を楽しむ会、通称「青酒会(せいしゅかい)」が15:00よりスタートしました。今回は前売りチケット150枚が完売し、当日券を含めおよそ300名のお客様で賑わいました
今回は、清酒・焼酎・リキュールの蔵元28社に出展いただきました。写真のようにテントを設営し、その中に各蔵元のブースを設け、各蔵3アイテムずつ出品していただきました。お陰様をもちまして、終始大勢のお客様が各蔵自慢のお酒を楽しんでいました。ご来場いただきましたお客様、有難うございました。応援に駆けつけていただいた業者の皆様、出展いただいた蔵元様有難うございました。次回は秋に開催予定です。又よろしくお願いします。
先日、吉祥の向かいにあるスーパー「ローヤルよつや」で千葉県勝浦漁港で揚がった朝どれ鰹が入荷していたので早速購入。皿に薄くスライスした玉葱を敷き、その上に鰹の切り身を載せ、大葉、茗荷、ねぎなどの薬味をたっぷりちらして、九重雑賀さんのぽん酢、「海ぽん山ぽん」におろし生姜を加え、上からドバッ~とかけて豪快に頂きました。お酒も当然、雑賀さんの純米吟醸。若々しい酒質が薬味の風味とよくあいます。鰹は鉄分が豊富でそれを吸収するのがビタミン類なので、薬味と共に食べるのは理にかなってるのです。(そのようなことを聞いたことがあります)
今はまだ、八丈島あたりを回遊していると思いますが、これから黒潮に乗ってに北上し、夏に三陸沖で揚がる頃が最も脂が乗って美味しくなります。ちょっと疲れたな、と思ったら鰹!私の疲労回復法の一つです。
吉祥の自社輸入ワインでお馴染み、南フランス、コート・デュ・ローヌ地方にある蔵元、ドメーヌ・ド・パスキエのフィリップ・ランベールさんが来日されました。イベントやセミナー、お得意様への訪問など、多忙なスケジュールではありますが約一週間日本に滞在されます。
綱島にある、パスタとピザのお店、ペスカーラの松本店長(左)とフィリップさん。イベントの前の腹ごしらえでランチでお伺いしました。パスタが美味しかったと、ご満悦のようでした。
場所をトレッサ横浜店へ移動して、試飲販売をやっていただきました。ワインをご購入いただいたお客様に、ボトルにフィリップさんのサインをご記入いただいておりま
フィリップさん(右)と通訳&アテンドのアダムさん(中央)、トレッサ店の副店長、なんちゃってパリジャンこと今藤(左)。
こちらがドメーヌ・ド・パスキエのワイン「コート・デュ・ローヌ」。フランスの農業法(AOC法)の格付けの中で産地名を名乗れるワインで、ヘクタールあたりの収穫量や糖度、栽培法、醸造法などが厳しく規制されます。これより上のランクになると、村名や畑の名前を名乗るワインもあり、その土地の気候・風土・天候・日照条件・土壌などの違いにより、より個性のあるワインが生み出されます。(属に言う、テロワールという考え方です)
ドメーヌ・ド・パスキエ・の畑の特徴は、アルプス山脈から吹き降ろす乾燥した風と地中海から吹き上がる熱風により、乾燥した晴天が続きます。ただでさえ雨が少ないうえに、ローヌ河が運んだ砂利の土壌は水はけが良く、樹齢30年~50年の樹がほとんどで、1本の樹からなる葡萄の収穫量が少ない分、凝縮した深い味の葡萄が実ります。下の画像がその葡萄畑です。
埼玉県蓮田市にある神亀酒造さんへ、ふら~っと立ち寄りました。
こちらは、神亀酒造さんの裏です。うっそうと生い茂った林の中にあります。
蔵の敷地内には、ご覧のように、筍がたくさん生えていました。
他にもじゃがいもや野菜、果実などが植えられており、まるで大きな農家のような雰囲気です。
自然の恵みが味わえるだけでなく、夏の熱い日差しをさえぎり、温暖化防止や地下水保全に一役買っているのかな!と勝手に想像しております。(専務さんの哲学なのかな?)
こちらは、事務所です。只今、専務さんが猫に鰹節をあげようとしているところです。高級な削りたてを与えているとのことですが、3日経って風味がなくなると、見向きもしないそうです。利き酒ならぬ、利き鰹節をやらせたら、日本一かもしれません。
下の画像は美味しい鰹節を食べて、リラックス中!。ちなみに事務所の机の上です。
帰り際に、専務さんが筍を掘っていただき、お土産でいただきました。
新鮮なので、アクは全くありません。刺身で山葵醤油も美味しかったですが、きんぴら風に炒めてひこ孫のお燗とともに美味しく頂きました。
オリーブジャパン2012に出展させていただいた日、二子玉川ライズの7Fにある、AWkitchen二子玉川店様にてランチをいただきました。実は、イベントで出品させていただいているオリーブオイル「クアトロ」をご使用いただいているのです。
前菜の野菜ビュッフェ。契約農家さんから拘り野菜を仕入れて調理していただいております。パスタが出来上がる前に、好きなだけ自由に取っていただけます。どの野菜料理も味付けが絶妙で、これだけでも十分満足です。
トマトソースのパスタ。トマトの旨味と炒めたベーコンの香りが絶妙です。右に添えてある玉葱の素焼きは、とても甘いです。
「野菜ビュッフェもパスタも美味しいですね」とお伝えしたら、
「オリーブオイルが美味しいからですよ!」
とありがたいお言葉を頂きました。
二子玉川へお出かけの際は、お食事は是非AWkitchenさんで!デザートもビュッフェ形式で好きなだけ自由にいただけます。(プチケーキなど種類も豊富です)
久しぶりの更新でございます。かれこれ一週間前になりますが、4月21(土)・22日(日)、二子玉川にて「オリーブジャパン2012」というイベントが開催されました。弊社もスペイン直輸入のオリーブオイル2アイテムを持参し、出展させていただきました。
こちらが弊社のブースです。右側にある、黒いボトルが「クアトロ」という商品で、ピクアル種100%で造られた、拘り&お手頃なオリーブオイル、1000mlで840円なので炒め物などにガンガン使っても安心です
左側にあるのがオーガニック認証もいただいている「ビオリバ」という商品。こちらはとにかく香りが爽やかで、オリーブそのものを味わいたいタイプなので、サラダやパン、ドレッシングなど、熱を加えない料理に使用するのがおすすめです。
こちらがビオリバ。500mlで1,575円です。オーガニックのオリーブオイルとしてはかなりお買い得です。(このサイズで3000円くらいするのもかなりあります)
実は今回のイベントに際してオリーブオイルコンテストがあり、こちらの商品を出品させていただきました。オリーブソムリエと呼ばれるプロの方や海外の著名な方により、出品された約140品目をブラインドでテイスティングし、公正な審査により最優秀賞に5品が決定しましたが、なんとその5品の中に、この「ビオリバ」が選ばれたのです!これは快挙なんてのものではありません。まさに予期せぬ出来事、正直ビックラこきました!
審査結果はこちら → olivejapan.com/news/679
無論、吉祥店舗で販売してます。試食もご用意しておりますのでご来店の際はお気軽にお声かけ下さい。吉祥オリジナルの鴨ハンバーグに、高知県の㈱ケンショーさんより仕入れています、有機トマト減塩ケチャップをかけていただきました。このケチャップ、純粋にトマトの旨味と甘味・酸味が感じられ、香辛料のイメージは全くありません。しかも塩分濃度は通常のトマトケチャップより60%低減されています。既に我が家の欠かせない調味料の一つになっています。そしてワインは、南フランス、シャトー・ベルフォンテーヌが造る「コステイエール・ド・ニーム・ヴェイエイユ・ヴィーニュ」。ヴィエイユ・ヴィーニュとは、樹齢の古い葡萄の樹という意味で、根が地中深く張るために養分を豊富に吸収し、深い味わいのワインができます。滑らかなタンニンは、この鴨ハンバーグとケチャップとの相性抜群です。
鴨ハンバーグ¥399、減塩トマトケチャップ¥504、コスティエール・ド・ニームV・V¥1,764
去る3月18日(日曜日)、江東区の旬材ふかがわ真一門様にて、神奈川の地酒蔵、川西屋酒造店の露木 雅一社長をお招きし、「丹沢山・隆」を楽しむ会が開催されました。
今回はまず最初に、隆6アイテム(酒米の違い)のテイスティングからスタートさせていただきました。真一門様のお客様は皆さん舌が肥えていらっしゃって、それぞれ酒米違いによる味わいが、よくおわかりいただけたようです。
その後露木社長より、蔵の紹介や酒造りの拘り・想いなどを語っていただいた後、露木社長を囲んで真一門様のお料理と共に楽しんでいただきました。
おすそわけで頂いた、三浦半島松輪のしめ鯖とわかめ。真一門様のしめ鯖は昆布の旨味が感じられ、まるで昆布締めのようでした。本日、私は進行とお燗番をやらせていただいたので写真は撮れませんでしたが、蕗、蛍烏賊、若竹煮、桜鱒など、春の食材を存分に活かした美味しいお料理でした。
今回久しぶりに飲食店様にてお酒の会を実施いたしましたが、まずは皆様とてもご満足の様子で良い会となりました。露木社長のお酒を人生に例えた深~いお話は、皆さん目から鱗状態でした。お燗酒に力を入れている蔵元だけありまして、やはり後半は自然にお燗酒オンリーとなってしまいました。ご参加いただいた皆様方、有難うございました。また遠路お越しいただきました露木社長、有難うございました。そして会場を提供いただきました真一門様、有難うございました。
フランス・ロワール地方、サンセール村にある小さな造り手、「ロベール・カンタン」のソーヴィニヨン・ブラン。かますの開きと共にいただきました。
グレープフルーツのような柑橘系の爽やかな酸味が特徴です。開栓直後は酸味がかなり感じられますが、数日経つと落ち着いてまろやかになり、昆布出汁のようなミネラル感が豊かに感じられます。これは石灰質土壌に由来します。ワインは同じ品種でも畑の土壌によって味わいが異なるので、それが面白いところですね!
開栓直後は酸味が豊かなので、肉・魚全般に合います。開栓数日後は、白身魚の昆布〆などと合わせたいですね!(まだ試したことないけど・・・)
ロベールカンタン ソーヴィニヨン・ブラン
750ml 1,680円(税込1,764円)
「酒道場まつもと」とは、相鉄線希望が丘駅近くにあるおでんのお店で、松本酒造の営業企画室長の松本 庄平さんが切り盛りしています。
先付け5点盛り、右から蕗味噌、菜の花のおひたし、いかなごのパテ、マグロのユッケ、すっぽんの肝、です。
白子です 鱧(はも)のてんぷら
松本 庄平さん 佐藤 曜平さんとアスパラガスの串刺し
このお店の売りは、おでんやお酒は勿論ですが、何と言っても松本 庄平さんのトーク。笑いもありますが、深い人生哲学もあります。暖簾にはこんな標語が書かれていました。
「これが人間の贅沢です」
そんな雰囲気が体験できるお店です。
杜氏の上川 修さん(右から2番目)と菜の花さんと私。長年川西屋酒造店の杜氏として君臨してきましたが、今年度でいよいよ引退となります。岩手県より南部杜氏として一冬の間、酒造りのため出稼ぎに来ていただいていました。まるで吉幾三の「津軽平野」そのものです。
「津軽平野に 雪降る頃はよ お父一人で 出稼ぎ支度 春にゃ必ず お父は帰る 土産いっぱい ぶらさげてよ 寂しくなるけど 会たや お父」
こんなことを何十年と続けてきたことでしょう。上川杜氏、今まで旨い酒造っていただき、有難うございました。そしてお疲れ様でした。
恒例の小田原天史郎寿司にて。やはり丹澤山麗峰を頂いてしまいました。そういえば以前ここで、京都の「若水」というお店の作石さんという方と一緒になりまして、後でブログを見たら「隣にいた横浜の酒屋さんは最初から最後まで麗峰で通していました」と書いてありましたが、それは私のことであります。最初に旨いの飲んじゃうとね、つい又飲みたくなっちゃうんです、この酒は!
天史郎鮨さんの前でパチリ。菜の花のお二人様はとても勉強熱心なので、お連れした甲斐がありました。今までも川西屋酒造さんのお酒は取り扱っていましたが、まだ手探りの状態のようでした。しかし今回の訪問では大きな収穫があったようで、このあと早速お酒の注文もいただき、頻繁にお酒のことについて質問をいただくようになりました。とてもありがたいことです。やはり地酒を扱っている以上、その背景にあるものを感じ取っていただき、お客へおすすめすることが大切なのだと思います。菜の花のお二人様、お疲れ様でした。また行きましょう!
数日間寝かすことにより、焼酎と水の分子が結合し(つまり分子の数が少なくなる)、とてもまろやかな飲み口となります。
水で割ると薄くなる?とお思いの方も多いのではないかと思いますが、焼酎を生(「き」と呼びます、ストレートのこと)で飲むということは九州地方でもほとんどありません。むしろ「ダレヤメ」といって、度数を落としてダラダラと時間をかけて楽しむのが主流です。
また、九州地方では大切なお客様をお迎えする際、その日を見計らって前割りを用意し、おもてなしをするという粋な文化があります。
それでは、今回は前割り燗に最適な西酒造さんの「吉兆宝山」を使って焼酎:水=6:4の前割りの作りかたをお教えいたします。(お好みにより4:6、5:5でもOKです)
1、上の写真のように、ボトルの6分目のところにマーカーで目盛りを付けます。(1800mlの場合1080ml、720mlの場合は432ml)
2、同様に10分目のところも目盛りを付けます。
3、6分目まで焼酎を入れます。
4、残り10分目のところまで水を入れます。今回は西酒造さんの仕込み水「HOUMEI」を使用」しました。仕込み水や割り水に使われている水と同質なので他の水よりもよく馴染みます。店頭でも販売していますので、吉兆宝山の前割りには是非「HOUMEI」をご利用下さい。(2L税込¥262)※無い場合は市販のミネラルウォーターでもOKですが、軟水をご使用下さい。
5、3日間寝かせて出来上がり。長ければ長いほど馴染みます。
6、あとはお燗をつけて飲むだけです。お燗のつけかたは日本酒と全く同じでかまいません。鍋にお湯を沸かして70度~80度のお湯で2分位つければできます。
いかがですか?それほど難しくないので是非一度試してみて下さい。普段飲まれているお湯割りとは一味も二味も違います。料理でもなんでもそうですが、自分で手間をかけて作ったものは、一段と美味しいものです。
国宝又は世界文化遺産にも登録され、白鷺城の愛称でも親しまれている姫路城。只今大改築修理が行われ、工事現場を間近で見学できる施設、「天空の白鷺」がオープンしているので行ってきました。
ご覧のとおり、天守閣は足場で覆われております。
最上階の屋根瓦の葺き替え工事の現場です。職人さんが一枚一枚手ではがしてから、新しい瓦をはめ込んでいきます。
4階の外壁です。漆喰の壁をはがし、中の骨組みも新たに組み込んでから、更に漆喰で壁を作っていきます。
通称「扇の勾配」と呼ばれる備前丸の高石垣。敵の侵入を防ぐため上に行くほど勾配がきつくなっています。城内にはこのようなからくりがいくつもあります。
羽柴秀吉が築いたとされる石垣で、人の顔に似たような積み方ですね。遊び心でこのように造られたかどうかは不明ですが、もしそうだとしたら秀吉らしいですね。(秀吉がどのような人物かはわかりませんが)
帰りに明石に寄って、明石焼をいただきました。(地元では玉子焼と言います)数ある明石焼のお店の中でも特におすすめなのが、「たこ磯」さん。何故かといいますと、この店オリジナルのアナゴの入った明石焼があるのですが、これが旨いのです。(ほとんどはタコが入っています)
たこ焼きのようですが、それよりもフワッとしています。出汁に漬けて食べます。
たこ磯さんです。明石で有名な「魚の棚」と呼ばれる商店街の中にあります。
明石は本州と淡路島の狭い海峡にあり、潮流がものすごく早いのです。近隣の海水浴場が遊泳禁止になったり、潮流によりフェリーの速度が大幅に違ってくるそうです。又、大潮の時などはまるで川のように流れるので、釣りにならないようです。そんな激しい潮流にもまれて育ったタコや鯛、ハマチなどは、歯ごたえ、甘味が断然違うようです。東京へ行くとかなりの値がつくようですが、地元では普通の値段で売られているようですよ!
まずは、鰤の塩麹漬けから。
鰤の切り身に、塩麹を塗り、ラップをして一晩冷蔵庫へ。あとはそのままグリルで焼くだけ。
心配された生臭みは全く無し!適度に塩が効き、何と言っても魚そのものの味が引き立っています。単なる塩焼きよりは旨いと思います。
まだ、勉強不足ですが、麹の酵素がたんぱく質を分解して、アミノ酸などの旨味成分が生み出される、ということなのでしょうか。
新聞、雑誌では何度も取り上げられていました。テレビでも料理番組などで放映されていました。本屋では、塩麹料理本のコーナーも目にします。
簡単で、奥が深い調味料だと思います。
早速、雑賀さんの純米吟醸にごりとともに頂きました。粕漬け同様、こげ易いのでご注意を!
このにごり酒は、さらさらした粉雪のような印象です。炭酸ガスのシュワシュワ感と酸味が、ジュワ~ときます。落ち着いた旨味の辛口ですが、料理と合わせると抜群に旨い、食中タイプのにごり酒です。
ちなみに、柑橘系の果実を使用した料理(レモン、柚子、すだち等)などとは抜群に合います。お試し下さい、おすすめです!
雑賀純米吟醸にごり
1800ml ¥2,600(税込¥2,730)
720ml ¥1,300(税込¥1,365)
たまたま家にあるお酒が京都伏見のお酒「澤屋まつもと純米酒」で、鯖寿司と合わせたら最高だろうな!と思わず衝動買いしてしまいました。
まるでお酒を飲むために存在するかのような、最高のコンビネーションです。
写真の徳利と盃は、松本酒造さんのオリジナルで、吉祥店舗でも販売しております。お湯を沸かした鍋に徳利をちゃぽん、と入れて待つこと3分。美味しいお燗酒が自宅で簡単にできます。冷やでも旨いお酒ですが、やはり温めると旨味が増すのはご飯と同じですね。営業企画室長の松本 庄平さんのお言葉を借りますと、「お酒は銀しゃり(ご飯)と同じ。ご飯だけでは物足りないし、おかずだけでは飽きてしまう。ご飯とおかず、両方が存在することで、それぞれが活かされる」とのこと。お試し下さいませ。
我が家の雑煮は新潟流。醤油仕立てで、必ず鮭が入ります。鮭はアラを使い、塩抜きします。それでも多少塩分が残るので、醤油は少なめにします。これに大根・人参・里芋などの根菜類を入れ、あとは葉物野菜などを入れます。
新潟は鮭の文化なんです。村上の塩引き鮭が有名ですね。生まれた川に戻ってくるので縁起を担いでのことだと思われますが、おめでたいときや大切な方へのご進物では鮭がよく登場します。
これが富山に入ると鰤になります。新潟県の西端に親不知という断崖絶壁が続く海岸線がありますが、それが交通の妨げとなり、ここを境に文化・言葉ががらりと変わるようです。
写真は山形県庄内平野の少し北、遊佐という鳥海山の麓にある杉勇酒造さんのお酒です。「辛口」というよりは「甘味が抑えられている」といった印象なので、どんなに飲んでも甘ったるさは感じられないので、飲み続けられます。勿論雑煮との相性もバッチリです。
杉勇生もと辛口+14原酒
1800ml¥2,600(税込¥2,730) 720ml¥1,300(税込¥1,365)
お酒を飲みながらの読書はあまりおすすめできませんが、焼酎をチビチビ飲みながら今これを読んでます。
監督として数回のリーグ優勝や日本一、また現役時代の数々のタイトル獲得とは関係なく、インタビューなどでの自由奔放な発言が特に好きでした。例えばこれ。
20年位前のことですが中日ドラゴンズ時代、日本シリーズで西武ライオンズと対戦し、確か一勝四敗(だったと思う)で惨敗した時、記者から敗因を尋ねられ「結局4番の差じゃないですか。彼(清原選手)は将来とてつもないバッターになるでしょう。」と答えていました。あっさり負けを認める潔さ、勝者を称える度量の大きさに、「落合さんてどんな人なんだろう」と興味が湧いたことを今でもはっきり覚えています。
もう一つ面白い発言を覚えています。「打席に入ったら上(ホームラン)しか狙ってません。ホームランの当たり損ないがヒットになればいいんです」と。そのわりには軽く当てて一・二塁間を破るヒットをよく打っていたように記憶していますが、これって相手を欺くためにホラ吹いていたのではないかと私は思っているのですが・・・。本人に会ったら聞いてみたいな!
新年、明けましておめでとうございます。旧年中も吉祥を御愛顧いただき、誠にありがとうございました。このブログを書いているのは1月4日、年末から昨日まで大量の商品の入荷受け、品出しや試飲販売など、怒号のような忙しさでしたが、お陰様でたくさんお酒が売れました。酒屋にとって年末・年始は一番の稼ぎ時でありまして、売上でいいますと通常の日曜日の3倍の売上なんです。だから、ただでさえ忙しい日曜日の3倍忙しい、ということなんです。昨年は東日本大震災が発生し、正直なところ被害に見舞われた方へは何もしてあげらませんが、こうしてお酒を売るということで、それなりに世の中に対して貢献しているのではないか、と自分に言い聞かせている今日この頃です。
お酒は日本が世界に誇る伝統産業です。お酒を通して日本の伝統や文化、農業の問題などをお伝えし、一人でも多くの方に関心を持っていただき、その輪が広がっていけばいいな、と思っております。本年もどうぞ、この酒馬鹿にお付き合いいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
写真は秋田県新政酒造さんの「元旦搾り」の純米無濾過生原酒です。
1800ml ¥3,000(税込み¥3,150)
12月某日、丹沢山・隆でお馴染み、川西屋酒造店さんへお伺いしました。只今仕込み・出荷の最盛期ということもあり、蔵人さん大忙し!
写真は槽場(ふなば)といって、お酒を搾る場所です。蔵に着いた時は、既に搾り終えたところでした。(もう少し早ければ搾っているところが見れたのですが、残念・・・)
本日搾られたお酒は、「丹沢山たれくちの酒」として、12月下旬ごろ発売となります。このお酒は数年前に吉祥女性スタッフを蔵に連れて行った際、おあまりの美味しさに大絶賛し、売れまくったお酒です。
いわゆる三段仕込みの初添えの仕込みを行っているところです。初添えは「第二の酒母」とも言われ、酒母で純粋に培養された酵母を更に増殖させるのが目的だそうです。最初から大きいタンクで仕込むと、酵母が増殖しにくいので、小さいタンクで温度管理を厳密に行いながら、発酵力の強い強健な酵母を育てていきます。
初添えの仕込みから一日置いて、仲添え仕込みを行います。後ろの大きなタンクに初添えで仕込まれた醪を移してから水・麹・蒸米を投入します。
仲添えの翌日、三段仕込みの最後、留め添え仕込みが行われます。酒母・初添えは酵母を増やすことが目的なのに対し、仲添え・留め添えは、酵母のえさとなる麹・米を加えて、アルコールを生成することが目的なのです。最初からいっぺんにえさを与えても食べきれないので数回に分けて仕込むのです。えさの量は「腹八分目」位がよいそうです。その方が、酵母もよく働いてくれるそうです。(ハングリー精神、ということです)
恒例の応接間での試飲です。普段は出荷担当の米山さんが、いろいろお話しをして下さるのですが、今は出荷のピークということで、一人で寂しく試飲させていただきました。
「今年は五百万石がよく出るよ」と米山さんがおっしゃっていました。(真ん中の赤紫ラベルです)実は私、昨年新酒を利いてその予感を感じましたが、的中したようです。決してどれが良い、という意味ではなく、軽快ですっきりした感じが「五百万石らしさ」を表していると思ったのです。今年のお酒も期待してま~す!
年末、年越し、お正月は是非吉祥オリジナル樽酒で!ご家族、ご親戚、お友達など大勢集まる時など、このラベルだけでも、場が盛り上がりますよ!
吉祥オリジナル樽酒 1800ml ¥2,800(税込み¥2,940) 720ml ¥1,400(税込み¥1,470)
金箔入り 1800ml ¥3,000(税込み¥3,150) 720ml ¥1,500(税込み¥1,575)
江東区に在ります、旬材ふかがわ真一門さんへお邪魔いたしました。店主の伊藤さんのご実家が吉祥の近くというご縁で、お酒も吉祥よりお取り扱いいただいております。伊藤さんは、料理やお酒に対してとても熱心で、食材は毎日築地市場へ出向き、自分の目で確かめて良いものを仕入れています。また、お酒に対しても蔵元さんとのお付き合いをとても大切にされ、都内で開かれる試飲会などには積極的に参加され、更には蔵元へも訪問し、料理を通してお酒を広めて伝えてくれる、頼もしいお店です。
静岡の地酒、喜久酔特別純米酒とお造りの盛り合わせ。左から三浦半島のブランド鯖、松輪鯖の締鯖、大間産のまぐろ、ぶりの超貴重な部位(名前忘れました)、スルメ烏賊。この時点ですでに感動ものです。写真にはありませんが、付き出しのいくら醤油漬けも美味でした。(無論自家製、柚子の皮が隠し味で使われていました)
「田邉さんラッキーですよ、今日は大間の最高にいいマグロが入ってるんですよ」と言って、まぐろの切り身を見せてくれる、店主の伊藤さん。まるで、高級寿司屋にでも行ったみたいです。(行ったことないけど・・・)上の写真のまぐろがそれです。
白子のホイル焼。生姜とにんにくで和えた味噌たれとバターで味付けされています。
菊姫の燗とともに頂きました。菊姫は味噌が実によくあいます。菊姫もやはり燗で飲んでいただきたいお酒ですね。冷やだと酸味しか感じないんですよね。だからどっしりしてるとか、芳醇だとかよく言われますけど、燗にしたら、とてもまろやかで飲みやすいお酒です。
牡蠣をポン酢紅葉おろしでいただきました。例年は雄勝産の牡蠣を使用しているそうですが、今は厚岸産だそうです。三陸産の牡蠣が美味しい理由として、漁業者が山林を整備されているからなんです。山からの栄養豊かな水が海に下ることで、牡蠣も美味しくなるそうです。早く元通りに復興されることを祈るばかりです。
このあたりで、大将おすすめのお酒をチョイス。而今は旨味芳醇、蓬莱泉はすっきり軽快、新政のぬる燗は絶妙でした。
おでんの盛り合わせです。関東風で色は濃いですが、味はあっさりしています。
カウンターに並べられたお燗向けのお酒。お好きな方にはたまらないでしょうね。
この他にも、鯖の塩焼き、自家製烏賊の沖漬け、千枚漬けなど、美味しいものたくさん頂きました。お店に入ったのは金曜日の17:00でしたが、19:00頃には満席になっていました。平日もけっこう賑わっているそうなので、予約をされることをおすすめいたします。また行ってみたくなる、素敵なお店です。
江東区東陽5-7-16 地下鉄東西線木場下車徒歩6分
TEL 03-5690-3320 H・P(ぐるなび) r.gnavi.co.jp/a217500/
11月16日、只今夜の23:00です。この日は特別に21:00に一旦閉店してから、ヌーヴォー解禁に合わせて0:00に再び開店いたします。
解禁まであと1時間、寒い中お待ちいただいております。もう間もなくです。
0:00、ついに解禁です。本日は約80名ほどのお客様にご来店いただきました。夜中にもかかわらず、本当にありがとうございます。
南フランスヌーボー「プレニチュード」です。フランス語で「充実」という意味です。今年はラベルデザインも一新!温暖な南フランスの燦々と輝く太陽をイメージしました。
南フランスは温暖な気候のため、糖度の高い完熟した葡萄が、ボジョレー地区よりも早い時期に収穫されるため、、船便でゆっくりと運ばれてきます。(勿論冷蔵コンテナで)実は、航空便よりも船便の方が輸送コストがはるかに安いのです。従って、高品質でありながら、1本1,575円というたいへんお買い得なヌーヴォーが実現できるのです。
「ヌーヴォーは味が薄い」というお声を時々耳にしますが、それは大量生産された低価格の商品に、航空運賃が上乗せされただけのヌーヴォーのことです。
航空運賃が上乗せされたヌーヴォー VS 完熟葡萄を使った旨安ヌーヴォー、どちらがいいか、もう決まりましたね!
こちらはボジョレーのヌーヴォー、「ドメーヌ・シャスレイ」です。お陰さまでたくさんのご予約を頂いたので、数が少なくなってきております。なので上の写真のように大量陳列はしていません。
このヌーヴォーは今年で2年目となりますが、昨年このヌーヴォーを飲んで、「ヌーヴォーとはこんなに旨いんだ!」ということをあらためて実感し、多くの人にこの旨いヌーヴォーを飲んでもらいたい、そう思ったものです。先祖代々無農薬・有機栽培にこだわり、一粒一粒葡萄の実を選別して造られます。ボジョレー地区ではたいへん珍しい「エコセール」認証も受けています。(フランス農務省が定める機関で、5年以上有機栽培などが条件です)
解禁当日は、私は車輌運転があるので飲んでません。従業員スタッフを送り届けて自宅に帰ったのが3:00。翌日も8:00に出勤というハードスケジュールのため、帰宅後も飲んでません。18日(金)が公休のなので、その日にゆっくり、いただきたいと思います。その模様はまたブログで紹介します。
早いもので今年も新酒の季節がやってまいりましたが、その先陣を切って入荷したのが、広島県今田酒造本店さんの「富久長いちばんしぼり」。11月8日に搾られてその日のうちに出荷、翌9日に入荷しました。しかもこのお酒は「直汲み」といって、搾られたその場で瓶詰めされた、とても貴重で贅沢なお酒です。(作業の都合上、数量も限定されます)
杜氏の今田 美穂さんと懇意にさせていただいている、「くにみん」こと、スタッフ国見に早速その味を確かめていただきました。この笑顔をご覧いただければその美味しさはお分かりかと思いますが・・・。
彼女曰く、果実というよりはお米を思わせる至って自然な香り、雑味は少なく喉越しもスムーズでとても飲みやすく、ある意味危険(飲みすぎてしまいそうとのこと)かもしれない、と言っておりました。
11月12日(土)、13日(日)に、トレッサ横浜店で試飲販売を実施します。お近くにお住まいの方、是非お寄り下さい。kissyoselectトレッサ横浜店
今田酒造本店さんのホームページ内のブログ、今朝搾り日記でこのお酒の造りの様子が書かれているので、是非覗いてみてください。fukucho1.blog119.fc2.com/
富久長特別純米八反錦いちばんしぼり1800ml 2800円(税込2940円)
720ml 1400円(税込1470円)
熟成酒を看板商品としている神亀酒造さんのお酒の中で唯一飲んだことがなかったお酒です。(熟成させないと旨くないんだろうな、という勝手な思い込みもありましたが・・・)
やはりまだまだだな、と思ったのですが、2日後に飲んでびっくり仰天!うお~、これだ、このモチモチした旨味!これは神亀さんでないと表れない独特な旨味。誰もいないのに一人で「旨いね~」と唸ってしまいました。燗もOKですが、常温が最もバランスよく感じられます。
人間もそうですが、大切なことは「第一印象で決め付けない」ということでしょうか。あらゆる可能性を模索し、長所を引き出すことで、そのお酒(人間も)が活かされるのだと思います。
来年の冷やおろしでは是非扱わせていただきます。
昨年より吉祥のヌーヴォーを造っていただいている、ドメーヌ・シャスレイの「ボジョレー・グラン・エパルシュー・ルージュ」。ヌーボーではありませんので、現在も販売中です。
このワインが、昨年世界のガメイ・コンクールで金賞を受賞したとのことで、急遽入荷しました。(ガメイとは葡萄の品種です。ボジョレー・ヌーボーはほとんどがガメイで造られています)
なんと華やかな香りなんでしょう!まるでお花畑の中にいるような、うっとりするような印象です。タンニンは控えめ、フレッシュな果実の香りと、爽やかな酸味がバランスよく、クリーンな喉越し、まさに昨年飲んだヌーヴォーに近い印象です。肉というよりはバルサミコ酢などを使用して酸味を活かした料理に合いそうです。
もっと早くに出会いたかった!ひょっとして私の運命が変わったかも?そう思わせるワインです。
ドメーヌ・シャスレイ ボジョレー・グラン・エパルシュー・ルージュ ¥1780(税込¥1869)
藤原 紀香に似た?(本人がそう言っているので・・・)トレッサ横浜店の吉国 祐子さん。秩父ワインさんの「源作印ワイン」をご主人と二人で、2ヶ月で6升飲んだそうです。その体験談をPOPを使って売場に活かしておりました。
そのPOPにつられて、私も赤を1本購入(ボトルですが)、帰り道にクイーンズ伊勢丹で弁当を購入し、様々なおかずとのマッチングを実験しました。から揚げ〇、しば漬け〇、梅干し〇、ナポリタン◎、秋刀魚×という結果となりました。タンニンは控えめで酸味を主体とした印象なので、煮物や鍋料理など、和食にも合いそうです。翌日の晩飯に、ミートソーススパゲッティとともに完飲しました。(レトルトでスミマセン)
一升瓶もあります。断然お得です。はっきり申し上げて、小さい瓶では後悔します。(私もそうでした。2日でなくなりましたから・・・)
何度でも申し上げます。一升瓶がお得です。(日本酒もそうですげどね!)
秩父ワイン 源作印 赤・白ともに 1800ml ¥2,310(税込) 720ml ¥1,155(税込)
グラタンに日本酒?普通では考えられないような組み合わせですね。でも、これがけっこう合うんです!
「山廃」仕込みのお酒っていうのは、温めたときに、それらしさが表れるんですね!テイステイングの時に「これ山廃っぽくないね」、なんていうことを耳にすることがありますが、つまりそういうことなんです。
常温・40度・50度、あれ?まだだな!60度・う~ん、70度・お~山廃だ~、こんな感じです。
では山廃らしさって何?ミルキーな感じとでもいいましょうか。だからグラタンやチーズなど乳製品を使用した食材などとよく合います。(肉もOKです。餃子ともバッチリでした)
ちなみに山廃とは?わかりやすく言いますと、醸造の一番最初の酒母という行程際、天然の乳酸菌を取り込んで仕込むことです。
そろそろお燗が美味しい季節になりましたね。もっとも夏でも燗で飲む私にとっては関係ないことですが・・・。
秋田県新政酒造の佐藤 祐輔専務プロデュースの「やまユ」シリーズの通称「ももやまユ」。吉祥で計り売りもしている、オリーブカクテルと相性バッチリです。
このオリーブカクテルには、バルサミコ酢やアンチョビやドライトマトなどが入っていますが、今回のは特別にサーモンが入っており、一段と深い味わいに出来上がっています。
写真のように、オリーブを使った料理は勿論、トマトソース系やモッツアレラチーズなど、洋食にあわせたい感じです。
ヤマユシリーズ勢ぞろい。全て純米吟醸規格、それぞれ原料米の違いです。(全て秋田県産米使用しています)左から
白やまユ・・・酒こまち マスカット系の香りで芳醇です。酸味もしっかりしています。
桃やまユ・・・改良信交 含んだ味は白ラベルと似ていますが、香りは落ち着いています。
青やまユ・・・美山錦 美山錦らしく、味も香りも落ち着いています。少し温度を上げないと硬い印象。肉・魚もOKです。
続いて低精白純米酒、新政85と新政90。数字は精米歩合を表しています。
一般に純米酒や本醸造は精米歩合70%~60%が主流です。精米歩合が低いと味が多くなったり、雑味が多くなるといわれております。(近年は酒造技術の向上により、低精白でも綺麗な味わいのお酒ができるようになったといわれております)
新政85は、熟れた洋梨のような印象です。低精白とは思えない、果実味の豊かな味わいです。
新政90は、飲んでびっくり!こちらのほうがすっきり軽快ではありませんか。これ、やばいです、飲めます!
両者とも燗で試しました。やっぱり90は旨いです。価格もお買い得ですが、はっきり申し上げまして、価格で選んで欲しくはありませんので、あえて公表はしません。
※90は、720mlのみです。
湘南の地酒「天青」を造る熊澤酒造さんの敷地内にある、蔵元創作料理 天青にて。お造りとともに天青風露本醸造の朝搾りとともにいただきました。
朝搾りとは、搾ったその日に出荷されるお酒で、「蔵でしか飲めないお酒が飲める」という、本当の搾りたてのお酒なのです。搾りたてのお酒は、ピチピチ弾けていますが、月日が経つとだんだんまろやかになり、味の変化が楽しめます。
12月に発売します。またあらためてご案内しますので、もう少し待っていてください。
こちらは同じく、天青風露本醸造にごり火入れバージョンです。以前は茶色の瓶だったのですが、緑の瓶のほうがにごっているのが見えるので売れるよ、弊社の社長が提案し、実現したとのことでした。
確かに、よくにごってますね。
火入れ(加熱殺菌処理済み)なので、落ち着いています。辛口で軽快なので、燗でもいけますよ。
「にごり酒の燗」
いいかも知れませんね。
杜氏の五十嵐さん(左から2番目)も交えて、天青を楽しんじゃいました。
熊澤酒造さんは「湘南ビール」という地ビールも造っており、ビール酵母を使用したパンを販売しているパン屋さんや、石釜焼ピッツァ・手打ちパスタ・地元産豚のソーセージが楽しめるレストランもります。駅からも近いので、是非行ってみてください。おすすめですよ~!
京都伏見にある松本酒造の営業企画室長の松本 庄平さん。横浜の相鉄線希望が丘駅前にある「澤屋まつもと酒道場」の師範?でもあります。私は2度習いに行ったので2段かな(笑)何を習うのか、ズバリお酒です。庄平さんの面白いお話を聞きながら楽しく、そして美味しく飲めます。
例えばこんな感じ
「わし、伊丹十三監督に映画出てくれと頼まれましたけどな、ピシっと断りましてん。なんでかゆうたらな、映画出たら有名人になってしまいますやろ、ほんなら立小便できまへんわな。だから断わりましてん」と・・・。
他にも危険な発言、過激な発言が飛び交いますが、ここでは言えません。知りたい方はお店へどうぞ!
黒木本店の黒木社長率いる「焼酎オールスターズ」。歌は「やっぱ焼酎じゃNight !!」。黒木社長もノリノリです。こんな感じの歌詞です。
「宵闇 夕闇 だれやみ 今夜も一杯
芋 麦 米 蕎麦 黒糖、ロックにお湯割り
やっぱ焼酎じゃNight 呑むんだったら焼酎」
作詞・作曲 黒木社長です。
中央でギターを弾いているのは、今回の運営会長の君嶋さんです。
仕事とは関係なく、純粋に日本酒を盛り上げていこうという想いが今回の開催に至ったのだと思います。来場いただいたお客様が楽しんでいただけたことに、やって良かったと、まずは成功だったと思います。会場運営に携わったスタッフ・ボランティアの方々、参加された蔵元の皆様、お疲れ様でした。
陸奥八仙・・・重厚感ありますが、まろやかで角がないので、喉越しはスムーズ。酸が少ないので、甘い余韻が残ります。
萩の鶴・・・萩野酒造さんらしい、腰の強そうな印象。飲み頃にはまだ早いかも?今後の熟成具合が楽しみ。
日輪田・・・酸がシャープです。室温以上の温度で飲みたいです。
一白水成・・・ジューシーです。一白水成らしい芳醇な旨味。よ~く冷やして。
楯野川・・・純米大吟醸ですが、落ち着いてスパイシーなほろ苦さ。料理とともにいただきたい純米大吟醸です。
丹沢山・・・青い果実系(例えば青りんご)のような、清涼感のある、爽やかな辛口です。
天青・・・澱が絡んだ薄にごり。重くはありません。むしろ軽快。お燗もいいですよ。(昨年の感想)
まつもと・・・いい感じに熟れています。イメージはきのこ。やはりお燗で。
さぶろう・・・言わずと知れた、オールラウンダー。これ1本でなんでもOK。
雑賀・・・芋or栗のような印象。いずれにしても秋にピッタリ!酸でジュワ~と旨味が広がります。
黒牛・・・原酒で度数高めですがそれを感じさせない柔らかさ。塩辛・酒盗などの珍味系とあわせたいです。
秋櫻・・・冷やおろしのなかでは珍しく軽快なタイプ。お刺身が合います。温めれば厚味も増します。
雁木・・・旨味・酸味・辛味のバランスよし。柔らかく、まろやかです。
毎年恒例のリーガロイヤルホテル東京で行われる日本酒イベント「純米燗 夏の宴」に行ってきました。
燗にして旨い純米酒を造る25蔵が集まり、文字どおり「夏だからこそ、あえて燗酒を飲む」という一風変わったイベントです。
「春霞」を造る、秋田県の栗林酒造さんのブースにて。旬材ふかがわ真一門様(写真左が大将の伊藤さん)にて春霞貴州山廃純米をご使用いただくことになりました。
昨年は猛暑のせいか、かなり熟成が進んでいました。(土蔵で常温熟成しているためです)今年はやや果実味も感じられますが、伊藤さんはこの春霞を絶賛していました。私も大好きなお酒です。
「喜久酔」を造る、静岡県の青島酒造さんのブースにて。横浜市都筑区の鶏料理、鶏和酎(とりあえず)の矢野さんと。喜久酔がお気に入りのようで、帰って大将と相談してメニューに入れようとおっしゃっていました。
それにしても喜久酔は、甘味さえ感じるのに、全く重くなく、飲んだときの引っ掛かりが無いというか、綺麗な喉越しです。このことを専務の青島さんにお伝えしたところ、
「技です」と一言帰ってきました。「でもこういう味につくるのは難しいんですけどね」ともおっしゃっていました。
このイベントでは、各蔵元さんがご当地の美味しい逸品や自家製のおつまみなどを用意していただきますが、今回私が特に気に入ったのがこれです。岩手県の「酉与右衛門(よえもん)」というお酒を造る、川村酒造店さんの「自家製胡瓜の塩漬け」。てっきり糠漬けかと思ったのですが、塩気も少なく、でも味は深く、いくらでも食べられる(食べたくなる、または飲みたくなる)味でした。これだけ旨いお漬物を作るのですから、お酒も当然旨いです。(吉祥ではお取引はございません)
ご存知、川西屋酒造店さん(左)と神亀酒造さん(右)。川西屋酒造店の若きエース、山田さん(写真右)は最近だいぶ貫禄が付いてきました。神亀酒造さんでは今回ジャーナリストの藤田 千恵子さん(写真右)が応援に駆けつけてくださいました。専務の隣の可愛いお嬢さんは専務のお孫さんです。(今年3人目が生まれたそうです)
都筑区センター北にある、鶏和酎(とりあえず)さんにて。壱岐焼酎のちんぐを造る横山 太三さん(左)と大将の笠原さん(右)、矢野さん(中央)。横山さんはとても熱心で、時間を見つけては現場へ足を運び、お客様のお声に耳を傾けます。
それにしても鶏和酎さんは、さすが目の付け所が違う!というのも、ほとんどの料飲店さんは「ちんぐ」をご使用いただいているのですが、大将が手に持たれているのは白麹と黒麹の原酒ブレンドして3年貯蔵した「村主(すぐり)」しっかり味を吟味し、お店の料理にたあったものを選ばれているのがうかがえます。飲み方は何でもOK。鶏和酎さんの焼鶏と合わせての飲みたいですね!
日向赤鳥の鶏料理 鶏和酎
横浜市都筑区中川中央1-5-4 センター北ミレナリオビル103
TEL 045-915-7627 横浜市営地下鉄センター北駅3番出口より徒歩3分
営業時間 17:00~翌1:00 定休日 無し(月1日不定で休み)
ある方から、金目鯛をまるごと一匹頂いたので、早速煮つけにしました。
お酒は萩野酒造さんの「日輪田美山錦純米60」。肉厚な身に甘辛い煮汁が絡んで、金目鯛の旨味とコク、脂が純米酒の燗酒とめちゃくちゃ合います。旨すぎです!!
季節は夏真っ盛り、連日の猛暑で燗酒など飲むやつの気が知れない、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、金目鯛の煮付けには絶対燗です。(※冷酒を否定するわけではありません。)
それにしても、日輪田はこの猛暑にもよく耐えた!というのも、抜栓してから3週間あまり、常温で放置しておりました。日中は留守で、防犯のため窓は閉めっぱなし。部屋の温度は想像できますね!でも味はびくともしません。造りがしっかりしている証拠です。
皆様は決して真似をしないで下さい。
紫陽花祭りで有名な開成町の田圃にて。このお酒に使われている「若水」という酒米が育てられている場所です。この当たりは、足柄平野と呼ばれ、その昔暴れ川と称された「酒匂川」の土砂が堆積してできた土地なので、米造りにはとても適しているそうです。
若水の田圃の前でパチリ!後ろの山は箱根の山です。
早速鰯の梅煮と一杯やってしまいました。
この隆 足柄若水(以下白ラベル)は地元神奈川産の酒米を使用しているだけあって、他のお酒よりも早く売り切れてしまいます。(他の隆は一年以上貯蔵期間を置いていますが、白ラベルのみ今年度醸造となっております。)従ってまだ味が硬く、若干ほろ苦さが残りますが、実はそういうお酒こそ、このような料理と合わせると抜群に旨いのです。料理を口に入れてからお酒を飲むと、見事にお米の旨味だけが残り、ご飯とおかずが合うように、お酒とも見事にあいます。そしてこのようなお酒こそ、二年、三年と時を重ねるごとにどんどん旨くなっていきます。料理と合わる、温度を変える、空気に触れさせる、熟成させる、等・・・。いろいろ試してみて下さい。お酒の奥深さが実感できます。
隆 足柄若水純米吟醸 1800ml ¥2,993 720ml¥1,522
7月8日(金)、横須賀に七代目 和水(なごみ)様がオープンしました。コンセプトは「お漬物に拘ったお店」だそうです。一口にお漬物といっても、糠漬、粕漬、酢漬、味噌漬などいろいろあります。酒好きにはたまらないお店です。
まずはビールで喉を潤した後、丹沢山を燗でいただきました。手前は蕪と人参の糠漬。無論自家製、「この糠漬旨いですね~」と何回女将さんに言ったことか?おかわりもいただきました。家で飲むならこれだけでも4合は飲めてしまいそうです。
冷蔵庫には、美味しそうなお酒達がズラリ!
どれもこだわりの逸品です。
基本は和水さんの料理に合うタイプのお酒を選んで置
いていただいております。
漬物のお料理が中心なので、落ち着いた純米酒が中
心です。
常連のお客様が飽きないよう、季節ごとに新しいお酒も
入れていただきます。
肉には焼酎がよく合います。
「まだあまり漬かっていないから」とご主人の一言、
「いや~、十分旨いですよ」と私。
「もう少し漬かると、もっと旨くなりますよ」とご主人。
これ以上旨くなるなんて・・・。
こんな会話のやり取りも楽しめます。
ご主人の目黒 信也さんと、女将の奈代子さん。親子で切り盛りしています。先程の糠漬は奈代子さんのお味です。横須賀にお越しの際は是非ご利用下さい。
七代目 和水
横須賀市本町1-11 第3上田ビル1F
TEL 046-874-5793
定休日 日曜日
渡辺さんは、2002年に東京農業大学醸造学科を卒業してすぐに蔵に入られました。、当時は地元秋田向けに普通酒・本醸造のみを造る何の変哲もない、ごく普通の蔵でした。(渡邉さん失礼!)入蔵後、地元の酒屋・問屋を中心に営業活動をされていましたが、品質や商品価値よりも値引やリベートに頼った商売に疑問を感じられたそうです。そこで渡辺さんは、高品質なお酒を顔の見える酒販店さんへ直接卸すべく、社内改革を断行しました。造り・火入れ・貯蔵・流通など、全く新しい試みに、古い慣習にとらわれた蔵人との摩擦が生じ、実際に一部の蔵人の入れ替えも行われたようです。そして2004年、新しい門出の証として、社名をそれまでの㈱渡辺彦兵衛商店から福禄寿酒造㈱へ変更し、渡辺さんが代表取締役社長に就任しました。そして2006年、待望の新しいお酒、「一白水成(いっぱくすいせい)」がデビューしました。早い時期からメディアなどでも取り上げられたこともあり、その人気はうなぎのぼりで、その名のとおり「彗星の如く表れた」と形容されています。渡邉さんが目指す酒質は、「お米の旨味を十二分に発揮した酒造り。甘味と旨味のバランスが取れ、嫌味のない酸味でキレる酒」とのことです。近年では原料米の品質向上にも力を入れ、五城目町酒米研究会を発足されました。地元農家さんと意見・情報交換を交わしつつ、出来上がった酒米の成分データを公開して、より高品質な酒米の確保に努力されています。秋田の期待の星、一白水成の今後の更なる成長に、目が離せません。
ピンクのシャツを着て立たれているのが渡辺さん。確か32歳?と、おっしゃっていたそうな。若いです!(山形の楯野川酒造の佐藤 淳平さんと東京農大の同期生とのことです)
注目の一白水成シリーズ。全体的には香りは程良い程度で、芳醇な旨味が特徴です。一番右から、特別純米、熟れた果実のようです。2番目、純米吟醸美山錦、ややすっきりした感じ。3番目、純米大吟醸、それらしい華やかな香り。4番目美郷錦、酸は少なく、若干苦味あり複雑。4番目雄町。シャープ・鋭い。酸で切れます。美郷錦が苦味ありとマイナス的表現となっておりますが、料理と合わせる、グラスに注いでしばらく放置する、抜栓後数日経ってから飲む、も少し熟成させる、といった工夫をすれば問題なく飲めます。
一白水成よろしくお願いします!
このところ、すっかり夏らしい天候になりまして、「今日も暑いね~」と、あちこちで聞かれるようになりました。ビールやハイボールもいいけど、暑さを吹き飛ばすお酒ならコレ!
「雪洞貯蔵酒・緑 純米吟醸」
その名のとおり、緑の葉が生い茂った山奥の渓流にいるような・・・。そう思えばひんやり涼しい気分になれますよ!
避暑地、ならぬ避暑酒 的なお酒です。
味は、一言でいうとメロン!ですがそれほど派手ではないので、料理にもよく合います。お刺身はもちろん、薬味をたっぷりのせた鰹のたたきなどともいけます!(写真は都筑区センター南の菜の花さんにていただきました)
雪洞貯蔵酒・緑 純米吟醸1800ml ¥3200(税込み¥3360) 720ml ¥1600(税込み¥1680)
今夜の晩飯の豚の生姜焼きに、今田酒造本店さんの辛口純米酒「鼓(つづみ)」をあわせてみました。
日本酒度+8の辛口です。温度帯をいろいろ試してみました。冷やでは本当に辛口で、お米の旨味・甘味や果実味はほんのわずかに覗かせる程度です。あわせるなら白身系の魚料理といったところでしょうか。
燗で50度くらいまで上げると、およそ辛口とは思えないほど、お米の旨味が表れてきました。これくらい旨味が上がると、甘辛いタレの効いた料理とも好相性です。
燗冷ましでは、お米の旨味がそのまま残るので、常温くらいまで下げても生姜焼きとは十分あいます。
何故燗冷ましが旨いかというと、お酒にはもともと渋味などの雑味成分があり、温度を上げるとそれが抜けるので、相対的に雑味が薄まって、旨味が豊かに感じられるのです。ただし、燗冷ましが旨いお酒というのは、それなりに造りがしっかりしているということが条件で、お酒の良し悪しを見極める一つの目安にもなります。同じ温度でも燗冷ましにしたものとでは、表情が全く違うので、是非いろいろな温度帯で試してみて下さい。
富久長辛口特別純米 鼓 1800ml¥2300(税込み¥2415) 720ml¥1200(税込み¥1260)
去る6月2日、新潟県魚沼市にある緑川酒造さんの田植えの会に参加してまいりました。緑川酒造さんの「北穣吟醸」や「霞しぼり」に使われている「北陸12号」という酒米の田植えです。私は今年で3回目の参加です。
まず蔵に着いてから、社長の大平さんよりお話をいただきました。今回植える「北陸12号」という酒米は、魚沼産コシヒカリの人気や、新しい新潟の酒米「五百万石」の登場により、完全に栽培が途絶えたものを、緑川酒造さんが復活させたものです。通常の酒米より粒も大きく、心白(お米の中央にあるでんぷん質)の発現率も高いので、酒造りにも適しており、また味の膨らみも豊で独特の味わいがあるのが特徴です。
蔵の中を見学させていただきました。ここは麹室といって、麹を造るところです。良い麹とは、外側は硬く乾燥していて、中は柔らかく、適度に水分がある状態のもです。麹菌は水分を求めて、お米の中心部に食い込んでいきます。
普段は入室できませんが、今は造りをやっていないので見させていただくことができました。
お昼は新潟名物「へぎ蕎麦」をいただきました。つなぎに、「ふのり」という海草を使っており、ツルッとした歯ざわりが特徴です。
こんな感じのロケーションの中で田植えが行われました。バックの山は、八海山です。
昨年も参加されました、都筑区センター南の「菜の花」さん。無論緑川酒造さんのお酒がいただけます。お近くにお住まいの方、是非ご利用下さい。
田植え終了後、八海山をバックに記念撮影。今回は参加者が多かったので、私は一列植えました。(今まではだいたい2列は植えていました)お陰で筋肉痛にはなりませんでした。
恒例のバーベキュー。地元で採れた根曲がり竹をそのまま焼いて皮を剥いていただきました。都会ではなかなか味わえません。
今回田植えをした「北陸12号」が使われている、「北穣吟醸」と吉祥新入りの高木君。後ろで覗き込んでいるのは、クマテンこと熊谷店長です。気がついたら写っていました。
「北穣吟醸」を瓶燗でいただきました。吟醸とありますが、落ち着き目のお酒なので燗でもいけます。むしろ燗のほうがいいですよ!
お酒=自然の産物ですね。お酒を通して、自然とか農業といった問題を見つめなおすきっかけになってくれればいいな、と思うのであります。ブログをご覧の皆様も是非こういった機会があったら参加されてみてはいかがでしょうか。ご希望の方は是非田邉までご一報下さい。機会があれば喜んでお連れいたします。
横山さん、いろいろお世話になりました。まだまだやることはたくさんありますが、少しずつ積み重ねて壱岐焼酎を伝えていきます。ありがとうございました。
壱岐に行った際、重家酒造の横山さんより、地元のスーパーマーケットを案内していただいた時の写真。鮮魚売場を見て驚いてしまいました。目が黒々していて、身もふっくらしていて活きの良さそうなアジだな、と思ってみていたら、値段がなんと98円。しかも8匹も入っているではありませんか!豆アジと表記されていますが、手の平サイズですよ。アジのお刺身、ちんぐ白のロックでいただきたいですね!
写真左は「ちんぐ白麹仕込み」と壱岐の烏賊。落ち着いてすっきりしているので、ロック又は水割りでお刺身・和食などあっさりした料理に合います。写真右は「ちんぐ黒麹仕込み」と同じく壱岐から送っていただいた鰯の味醂干し。こちらはやや香ばしい風味でお湯割りがおすすめです。肉料理によくあいますが、脂の乗った魚にも合います。(鰯の味醂干し最高!)
今回は予め6:4の前割りでそれぞれ冷酎と前割り燗で頂きました。前割りにすると、焼酎と水の分子が馴染むので、口当たりがまろやかになります。九州では大切なお客様をもてなす際、前もって割り水して用意しておくという習慣があり、またダレヤメといって長くだらだら飲む際は度数を落とした方が飲めるので、そのような文化が定着しています。
重家酒造さんのホームページはこちらです
店頭では試飲もご用意しております。壱岐焼酎ちんぐにご興味ある方、遠慮なくスタッフへお申し出下さい。よろしくお願いします。
「いろいろなお酒があるけど、それぞれ最も適した温度帯と相性の良い料理があるんだよね。それを自分の舌で見極めて、最高の状態でお客様に飲んでもらいたい」と強くおっしゃっていました。好みはあるでしょうが、冷酒一辺倒で提供するなんて、お酒の可能性を狭めているだけですよね。
去る5月18日、博多港から1時間、玄界灘に浮かぶ壱岐島を訪れました。ここに壱岐島で最も小さい、「ちんぐ」という麦焼酎を造る、重家酒造さんがありますが、この度吉祥のラインナップに新に加わることになりました。
島に着いたら早速重家酒造の横山 太三さんにお出迎えいただき、蔵に行く途中に麦畑を案内してしていただきました。
商品の名前にもなっている「ちんぐ」という意味は、もともと韓国の言葉で「親友」という意味だそうで、今では島内でも日常的に使われているそうです。(僕達も「ちんぐ」ですね)
壱岐焼酎の歴史
ところで、壱岐島は麦焼酎発祥の地でもあります。蒸留酒が日本に伝わったのは東南アジアから琉球を経て薩摩へと、また中国大陸から朝鮮半島を経て壱岐島へ、という2つのルートがありますが、後者のほうが歴史は古く、今から400年前、江戸時代の頃といわれております。島内には弥生時代の遺跡が数多く残り、平地と地下水が豊富なことから古くから稲作が盛んでしたが、江戸時代には厳しい年貢米の取立てにより、米はたいへん貴重なものとなり、米に変わる農産物として米の裏作で麦を作る「二毛作」が発達するようになり、年貢のかからない麦を原料とした麦焼酎が自家用として造られ、飲まれるようになったのが壱岐焼酎の始まりといわれております。
地理的表示の産地指定を受けています
平成7年、壱岐焼酎はWTO(世界貿易機関)から世界が認めるブランドとして「地理的表示の産地指定」を受けました。地理的表示とは、製法や品質が確立された酒類を原産地を指定して世界的に保護する制度で、ワインではボルドー・シャンパーニュ、ウイスキーではバーボン・スコッチ、ブランデーではコニャック・アルマニャック、焼酎では琉球泡盛・球磨焼酎・薩摩焼酎がそれに当たります。
壱岐焼酎の特徴は
①米麹を使うこと。
②米麹と大麦で仕込むこと。
③壱岐の水で仕込まれ、壱岐島内で瓶詰めされたもの。
と定義されています。「麦焼酎なのに何故米麹を使うのか」皆さん疑問に思われるかもしれませんね。(私もそうでした)ですがそれは壱岐島の歴史と深い関係があるのです。実は壱岐島は麦焼酎発祥の地でもありますが、もともとは清酒の文化圏でもあるのです。古くから稲作が盛んだったので、清酒も造られていたと考えられています。ですから米麹の製法の技術は古くからあり、米麹を使用したほうが、独特の甘味と厚みのある味わいであることから、米麹で造られてきたようです。
明日仕込む麦と米の浸漬といって水を吸わせているところです。昔ながらの木樽の桶を使用しています。
お兄さんの雄三さんと弟の太三さんは、それぞれ本州の大学へ進学し、サラリーマン生活を過ごしていましたが、今にも潰れそうな蔵を兄弟で建て直そうと島に戻ったそうです。当時、既に壱岐焼酎は地理的産地の認証を受けていましたが、実は当時まで原料の麦はオーストラリア産、麹米用の米はタイ産を使用していました。
地理的産地の指定を受けているのに、外国産の原料を使用するのはおかしい!
疑問に思った兄弟は、地元産の原料の使用に着手しました。当然周囲からは猛反対を受けました。コストは跳ね上がるし、第一引き受けてくれる農家があるのか、という問題がありましたが、一軒一軒農家を訪問して地元産の原料使用の意義を説いてまわりました。
現在壱岐焼酎蔵は島内に8蔵ありますが、重家酒造さんは唯一、地元壱岐産の米・麦を全量使用して造っています。
蔵の前で記念撮影。「はい チング」合言葉になっています。
長くなってしまったので、商品のご紹介はまた今度にします。まずは壱岐焼酎を是非よろしくお願いします。
重家酒造さんのホームページはこちら → www.omoyashuzo.com/
去る5月17日、和歌山県で清酒・梅酒・食酢を製造している九重雑賀の雑賀 俊光社長さんにお越しいただき、スタッフを対象にした勉強会を実施していただきました。以前にもブログでご紹介したとおり、九重雑賀さんはもともと食酢を製造する蔵として創業しました。今回はまず食酢についての歴史や料理のレシピなどをご紹介いただいた後、清酒のテイスティングや雑賀さんが目指す目標などを語っていただきました。
去る5月15日(日曜日)、昨年に引き続き、神亀酒造さんの田植えの会に参加してまいりました。当日は好天に恵まれ、暑さと日焼けとの闘いの中、泥にまみれながら、1本1本手で植えていきました。
写真左は生産農家の石井さんより田植えの説明を受けているところ。写真右は吉祥の新入りの高木君。神亀の専務から「今日は親子で来たのか!」と言われてしまいました。
「上手く植えられたかな?無事に育つかな?」そんな心配もありましたが、終わってみればけっこう綺麗に植えられています。あとは稲の生命力を信じます。(神亀さんのお酒と同様、ここの五百万石は力強いので心配ご無用ですね!)
周りの田植えが終わった田圃では、アイガモが放たれていました。彼らは稲に付いた害虫や雑草を食べ、自らの糞が肥料となります。
田植えの後は、生産農家の田中農場の作業小屋でバーベキューです。ここはやはりプロの出番!飲食店さんが自慢の包丁裁きで、肉・野菜をカットし、炭をおこして調理していただきました。(何かお手伝いしようにも、私は右往左往するばかり!なんお役にもたちませんでした。悲しい~!)
帰りのタクシーは息子さんと一緒でしたが、タクシー代を出していただきました。私も出そうとしましたが、「いいです、出しますから」とのこと。申し訳ないので「じゃあ、今度お店に飲みに行きます」と伝え、息子さん「そのほうが嬉しいです」とのことで一件落着。
又お会いしましょう。
ゴールデンウイークの5月5日、父方の爺さんの33回忌の法要で新潟へ行ってきました。横浜はとっくに桜は散っていましたが、こちらはまだ八分咲きといったところで、所々にまだ雪も残っていました。
上越新幹線浦佐駅からタクシーで少し走ったところから見た、八海山です。(お酒で有名ですね)
「ふるさとの 山に向かいていふことはなし ふるさとの山はありがたきかな」石川啄木の詩、そのものの情景です。父の生家は手前の尾根の麓の大崎という集落にあります。有名ではありませんが、大崎菜という菜の花が名産です。(八海山の雪解け水で育てられ、市場には出回っていないので、この土地でしかお目にかかれません。
法要のあと、山の中へ山菜採りに行きました。
カタクリの花です。 これはイタドリ。レモンみたに酸っぱいです。
こごみです。 雪の下に生えた蕗の薹。
ミズナです。私これ大好きです。 本日の収穫です。
5月2日、横浜、山下公園のすぐ近くにオープンしたので、3人で行ってきました。若い3兄弟が力を合わせて切り盛りする、なんとも微笑ましいお店です。
焼鳥がメインのお店なので、2700円(だったかな?)のコースをいただきました。焼鳥はジューシーで肉厚!旨かったです。当店よりご利用いただいている、さぶろう純米、ひこ孫純米、山ねこ、富乃宝山、釈云麦(じゃくうんぱく)などと共にいただきました。
店内はモダンな雰囲気で、カウンター8席、テーブル12席と宴会ルームがありますが広々しており、女性同志のお客様でも気軽に入れそうな印象です。カウンターに座ってイケメン3兄弟とお話しながら飲むのも楽しいと思います。山下公園・横浜中華街等へ遊びに来た際は是非お立ち寄り下さい。
炭火焼鳥 仙雲
横浜市中区山下町25-14 モナニビル2F
(神奈川県民ホールの裏側です)
TEL 045-663-6330
営業時間:17:30~ 定休日:日曜日
震災で取り上げられてるのは東北方面がほとんどですが、茨城県も相当の被害を受けられています。
石岡市(海からは離れています)にある府中誉酒造さんは、地震発生数日後、電話にて社長の山内さんにお話を伺ったところ、被害は大したことはないとのことでしたが、恐らく心配かけまいとしてそのようにおっしゃったのだと思います。
海沿いの地方は津波の被害は勿論、内陸部でも生産農家の方は、風評被害に苦しんでおられることと思います。
そんな農家の方へのお気遣いから、今年の渡船の田植えの会は中止となりました。
茨城県もたいへん苦しんでおられます。お酒を飲んで応援しよう、ということではありませんが、この「渡舟」というお酒は、とにかく優しい!今が旬の筍料理とは抜群に合います!私、田邉がオススメする、是非飲んでいただきたいお酒です。
渡舟純米吟醸濾過前五十五 1800ml ¥2992(税込み) 720ml ¥1596(税込み)
府中誉酒造さんのホームページはこちらwww.huchuhomare.com/
和歌山県岩出市にある九重雑賀さんは、明治41年食酢を造る蔵として創業しました。原料にはお酒を造る際の副産物である、酒粕を用いていますが、「より良い食酢を製造するのには主原材料である酒粕から一貫して製造すべきである」という考えから昭和9年、日本酒の製造を開始しました。和歌山県といえば醤油の発祥地として、また押し寿司・なれ寿司などの独自の食文化を築きあげた発酵王国。これらの地元食材を豊かに使った料理にとてもよく合う日本酒として各種品評会をはじめ、全国の地酒専門店や著名な割烹料理店などで高い支持を得ている人気銘柄に成長しています。また和歌山の特産物である梅を使用した、日本酒ベースの梅酒も大人気です。今でこそ日本酒ベースの梅酒は増えてきましたが雑賀さんはその先駆的存在で、梅酒用にアルコール20度の原酒を造り、原料の梅の実は冷凍にすることでエキス分を多く抽出するなど、梅酒造りでも独特の拘りを持たれています。蔵元代表の雑賀 俊光さんは、元ジュニアフライ級のプロボクサーの経歴を持つスポーツマンですが熱血感溢れる反面、人への気配り、心配りがとても上手な誠実で優しい方です。(昨年ご結婚されました)また雑賀家は、戦国時代に織田信長軍が攻めてきた際、鉄砲の連続発射により散々に打ちのめし、これを撃退して活躍したとされる雑賀衆を率いた、雑賀 孫市の末裔でもあります。(後の長篠の戦いは、これを手本にしたとされます)歴史・文化のある和歌山の地で先祖が夢見た心意気を製品に託し、全社一丸となって日本酒・梅酒・食酢・ぽん酢・調味酢・を醸しています。
白い膜は酢酸菌。創業時より継ぎ足しで使っています 雑賀俊光社長(中央)と蔵人さん
梅酒蔵です トレッサ横浜店でのイベントにて
試飲販売にお越しいただいた雑賀さん 雑賀さんと飲んじゃいました
雑賀さんのお酒です。右から順に
雑賀吟醸(熟れた果実のようです)
雑賀純米吟醸五百万石(バランスよく軽快)雑賀純米吟醸雄町(ふくよかだが切れ味抜群)
Saika twelbe 純米吟醸(アルコール12度なのに薄っぺらくありません。コロッケとよく合いました)
店内で見かけたら是非ゲットして下さい。
食事に合うお酒は、お酒も料理もすすみます!
以下、このプロジェクトに参加いただきました飲食店様をご紹介します。
(御案内した初日にご購入いただいた飲食店様です。今後更に増える予定です。)
綱島の魚一屋様 べったこ亭仲町台店様
六角橋の呂龍様 白楽の鉄板焼きなかなか様
弥太郎 たまプラーザ店様 江田のダイニング田鞍様
大口のるりるり亭様 鶴屋町の鳥乃膳様
新横浜の澄仙様 川崎の旬の輝き様
このお酒は北陸12号という、一度栽培が途絶えたお米が原料なのです。粒も大きく、心白(お米の中心部のでんぷん質)の発現率も高いので、酒米としては優秀なのですが、農家さんはコシヒカリを作ったほうが効率が良いので、昭和三十年代に完全に栽培されなくなりました。そしてわずか200粒の保存されていた種籾を譲り受け、初年度は23粒が発芽し、年々少しずつ増やしていき、現在では地元の約30軒の農家さんと契約して栽培されています。
このお酒の楽しみ方を俳句でひねってみました
上澄み一杯 後の楽しみ 桜舞う
はじめは透明な上澄みの部分だけをお飲み下さい。フレッシュな香りと穏かな酸味で、すっ~と喉を滑り落ちます。次に瓶底に沈んでいる澱を絡めながら飲んで下さい。先程の上澄みの味に、お米の旨味が足され、違った味わいが楽しめます。春らしく、菜の花のお浸しなんかとあわせたいですね!
緑川霞しぼり 720ml ¥2000(税込み¥2100)
震災でたいへんな思いをされている方が大勢いるので、少しためらいましたが、
売ることが復興に繫がると信じて、今後もお伝えしてまいります。
ということで、春に飲みたいな~、というお酒を集めてみました。
どれも今の時期しか飲めないものばかりです。
こちらはルキュールと少し変り種のお酒です。
右から南フランスラングドック地方の「ヴィルジルジョリー・サチュルヌブラン」。桃のような香りの辛口白ワインです。
平和酒造の「鶴梅完熟にごり」。桃のペーストも加えられた桃ジュースのような梅酒。
吉祥オリジナル「ボンジュルネ白桃」。その名のとおり、桃のキュールです。
「十二六」と書いて「どぶろく」と読みます。甘酸っぱくてほっぺたがジュワ~となります。
最後に、ノンアルコールビールテイスト飲料「YOKOHAMA ZERO」苦み・風味が違います。
焼酎は時間が無かったので写真取れませんでした。またあらためてご紹介します。
吉祥をご利用いただいているお客様、料飲店様、そして全国の生産者の皆様方、ご心配おかけしておりますが、吉祥は被害も少なく(リキュールが1本落ちて割れただけでした)、なんとか無事に営業しております。(写真は地震発生翌日の店内の様子です)
しかし地震当日は広範囲に渡って停電しており、綱島駅周辺は真っ暗闇で、当然全ての店が営業できない状態でした。道路も大渋滞で、通常綱島駅まで10分もかからないところを2時間近くかかる有様でした。
このブログを書いているのは地震発生翌日の12日ですが、本日は至って穏かです。全国のたくさんのお取引様や生産者の方から、安否を気遣う連絡をいただきました。誠にありがとうございます。
しかし心配なのは東北方面の生産者の方々です。
宮城県金成町にある萩野酒造さん(萩の鶴、日輪田の蔵元です)はメールにて、さほど被害は少なく、無事ですとの連絡を頂きました。
また八戸市にある八戸酒造さん(陸奥八仙の蔵元です)も、駒井専務のツイッターにより無事が確認できておりますが、周囲の状況は悲惨のようで、蔵のすぐ前まで水がきているとのことです。しばらくは被災救援に尽力するとのことでした。
最も心配なのは福島県の海沿いにある鈴木酒造さん(磐木壽の蔵元です)です。津波被害の大きかった相馬市よりやや南にあり、蔵のすぐ前が海という立地なので、無事非難できたかどうか心配です。(連絡取れていません)
又食品メーカーさんでも、石巻市にある石巻水産さん(鯖の缶詰でお世話になっております)も心配です。
更に同業他社さんではありますが、川西屋酒造の米山さんによりますと、茨城県大洗市にある、おそのえ商店さんが連絡が取れないとのことでした。(以前府中誉酒造さんの田植えや、全量純米蔵のイベントで一緒になりました)今年お店を改築してリニューアルオープンしたばかりだとのことです。ご主人、奥様、ご子息様、皆無事でしょうか。
被災された皆様方、心よりお見舞い申し上げます。皆様方のご無事と一日も早い復興をお祈り申し上げます。
何げなく車を走らせていましたら、一面にふきのとうが芽生えていました。
忙しい配達の合間ではありましたが、車を止めて私なりの春を謳歌したのでありました。
見ようによってはただの雑草のようですが、それは人それぞれ感じ方が違うので、見た人が良いと思えば良いのであります。
だいぶ花が開いてきましたが、「ふき味噌でも作ろうか」と思い、つぼみのものをいくつか摘んできました。
店に戻って早速ふき味噌を作りました。苦味を消すために一度湯がいたのですが、コレが失敗!苦みと香りが薄くなってしまいました。(食べ易いといえば食べ易いのですが・・・。私はもっと苦いほうが好きなのです)
そしてこのふき味噌にあわせるお酒は何にしようかな?と冷蔵庫にある試飲用のお酒の中から迷わず選んだのがコレ!
富久長純米酒八反草75槽搾り無濾過本生!(75とは精米歩合75%のことです)
良い意味で渋いです。雑味とされる苦味・渋味はマイナス的に評価されますが、私にとっては大きなプラスです。(熟成されて旨くなります)似たもの同志を合わせることでうまく調和します。香り豊かな旨口のお酒は反発しますね!
そういえば、料理研究家の林 健太郎さんがあるテレビ番組でおっしゃっておりました。「苦いものを食べて、より甘いもの(旨い物)の味がわかる」と・・・。山菜や春野菜などはえぐ味があるので敬遠されがちですが、この味を覚えると季節の味をより一層楽しむことができると思うのですが、皆様はいかがお考えでしょうか!
写真は鯖の押し寿司です。私一人で二皿は頂いたと思います。絶品です。
専務の山本さんです 杜氏の柴田さんと吉祥の熊谷店長
平和酒造さんは、「和歌山に根ざしたお酒造り」をスローガンに、原料の全てを和歌山産に拘って、和歌山の歴史、風土、文化など、お酒を通して全国に伝えることを目指しております。和歌山への愛着心がとてもよく伝わりました。
和歌山の九重雑賀(ここのえさいか、と読みます)さんの純米吟醸雄町を粕汁と一緒に頂きました。
このお酒、味良し、バランス良し、切れ良し、という具合で非の打ち所がない、といってもいいくらいです。コップでぐびぐび飲んでしまいました。あまりにも旨かったのでこのことを雑賀社長さんにお伝えしたところ、平成20年度醸造とのことでした。(昨年秋に発売された冷やおろしは平成21年度醸造です)
自家製の粕汁とも相性抜群。田邉家の粕汁はしっかり出汁をとり、鰤は塩をして霜降りします。(臭みは全くありません)粕汁は味噌の分量を減らしても味があるので減塩効果があり、また酒粕にも栄養がたくさんあるので、まさに健康食そのものです。(右にある柚子胡椒はカミさんの友人の手造りです。とても美味しく頂きました)
川西屋酒造さん見学後、小田原の天史郎寿司さんで一献。小田原で揚がった地魚のお刺し身を丹沢山・隆で一緒に美味しく頂きました。
真一門の料理人、古迫さん。(写真右) 鶏和酎の矢野さん。
真一門の女将、麻衣子さんが尾瀬あきらさんのファンなんです、と蔵元の露木社長に話したら尾瀬先生に電話をかけて下さり、藤沢で飲んでいるとのことなので藤沢へ移動、念願かなってお会いできました。
なかなかいいショットです。女将さん、まるで主人公のようです。
古迫さんと矢野さん、すっかり意気投合。お酒は人と人をつないでくれる、とてもありがたいものです。私もお酒をとおして、たくさんの素晴らしい人達と出会えました。何ものにも変えがたい財産です。
結局夜11時くらいまで飲んでました。トータル7時間(途中移動で少し空きましたが)とても楽しく、そして美味しく頂きました。露木社長、ありがとうございました。真一門さん、鶏和酎の矢野さん、お疲れ様でした。またやりましょう。
2月13日日曜日、吉祥でお世話になっている飲食店様とご一緒に丹沢山・隆のお酒でお馴染み、川西屋酒造さんへお伺いしました。
当日はとても良いお天気で、小田急線新松田駅の跨線橋からは富士山が綺麗に見えました。
手前の山は箱根山、右側(写っていませんが)に丹沢山があり、その真ん中を丹沢山を源とする酒匂川が流れ、その中流域に川西屋酒造さんがあります。(写真でいうと、このずっと奥です)
こちらが川西屋酒造さんの門前です。とても小さな蔵です。
その後応接間にて試飲をさせていただきました。左から今年の新酒生、美山錦。まだ渋く、もう少し置いた方がいいかな?という感じ。丹沢山赤ラベル、雄町はいい感じに味が出てます。若水は爽やか、五百万石はスッキリといった印象。奥の3つは火入れ(醸造年度控えるの忘れました)雄町、山田錦はお燗でいいね~、とのお声がよく聞かれました。
その後まだ未発売レアもののお燗でノックアウト!何のお酒であるかはここでは言えません。(どの位もらえるかわからないので・・・)
だいぶ盛り上がってきました。試飲どころではなく、けっこう飲んでます。とくにお燗だと飲んじゃいますね。(吐くのもったいないわ!)
そしてこの後いつものお決まりのコース、小田原の天史郎寿司さんへ。
その模様はまた今度お知らせします。
ふぐのひれをストーブの上でこんがり炙り、アツアツにお燗した(80度位まで上げました)正宗を湯呑みに注いでふぐひれを入れて待つこと3分。
こんがり炙ったひれの香りがふわ~と立ち、まるでいりこからとった出汁のような味わいと、もち米4段仕込ならではのお米の旨味、そして熱々燗ならではのほっこりした辛さが相まって、独特の雰囲気を醸し出しています。
※反町にあるふぐ料理店、うえ村さんにお聞きしたところ、お酒は90度位まで上げてお酒を注いだ後、火をつけてアルコールを飛ばすのだそうです。そうすると熱々燗でもツンとこなく、飲み易いとのことでした。
是非お試しくださいませ!
緑川正宗 1800ml ¥2100(税込み¥2205)