吉祥のスタッフが蔵元を訪ね、酒造りの現場や造り手をご紹介いたします。

川西屋酒造店呑み切りに行ってきました

ご無沙汰しております。夏でも燗で飲む、燗太郎です。(冷酒も飲みますが・・・)

自宅のパソコンが壊れてしまったので、しばらくブログ更新をしていませんでしたが、復活いたしました。

原因はデータのたまりすぎ!容量の小さいパソコンはこまめにデータ整理をしましょう。

さて、6月中旬のことですが、毎年恒例の川西屋酒造店さん呑み切り(つまり試飲会のことです)へ行ってまいりま

した。今回もいくつかのコーナーにわかれていました。

DSCN4280.JPGまず初めは、新酒生酒のコーナーです。既に完売している商品も多いので、ちょっと少ないです。丹沢山山廃純米無濾過生原酒(右)は、やはり他とは一味違います。生原酒でが、お燗が人気でした。

緑ラベルの阿波山田錦(中央)、白ラベル(赤文字)の信州美山錦(左)も上々の出来です。生は香り、味ともに豊かなので、純粋にお酒の味を楽しみたいという方にはおすすめです。

 

 

 

DSCN4279.JPGこちらは、昨年度醸造の火入れ酒です。手前の白ラベルの隆足柄若水55が4本ありますね!手前2つと奥の2つはそれぞれ仕込みタンクの違いなのです。(手前2つは仕込み9号、奥2つは仕込み10号)

川西屋酒造さんの「隆シリーズ」は、同じ種類のお酒であっても別仕込みタンクのお酒をブレンドしません。

(多くの蔵元は味のブレを無くすためブレンドをします)川西屋酒造店さんでは、

タンク違いによる味の違いも「個性」と捉えます。

ですから、蔵元からの出荷案内のFAXには「隆足柄若水仕込み10号火入れの出荷が整いました」というような、案内が来るのです。(10号の次は11号とか・・・)故に、そのようなことがきちんと説明できる酒販店さんにしか卸していないのです。ちなみに私の感想としては、仕込み9号の方が味や香りがはっきりしており、仕込み10号の方は落ち着いて飲み飽きしないタイプと感じました。個人的に選ぶとしたら10号ですが、売るなら9号かな!

DSCN4282.JPGセンター北、鶏和酎の矢野さん(右)と、今回初めて訪問しました、関内のダイニングバーYOUの井上さん(左)

後ろにたくさん人がいますが、この日は茨城県から「酒舗おそのえ」さんという酒販店さん主催のバスツアー組20名程と一緒になりまして、たいへんな賑わいとなりました。

 

 

 

DSCN4284.JPG今回の呑み切りに参加された飲食店さんの名刺が掲示されていました。吉祥組みは3店舗ですね(菜の花さん、鶏和酎さん、YOUさん)

それにしても、この呑み切りについては、年々進化しているように思います。やはりこの厳しいご時勢、今迄と同じやり方ではいけないな、と私自身も思わされました。

ダーウィンの進化論ではありませんが、

「変化するものが生き残る」

自分の教訓にします。