吉祥のスタッフが蔵元を訪ね、酒造りの現場や造り手をご紹介いたします。

緑川霞しぼり

2011040218050000.jpg吉祥のお客様でもあり、飲み友達でもある岩ちゃんより「緑川霞しぼりを買いましたよ!」とメールを頂きました。早く飲みたいよ~!と書いてありましたが、もう飲んだかな?

このお酒は北陸12号という、一度栽培が途絶えたお米が原料なのです。粒も大きく、心白(お米の中心部のでんぷん質)の発現率も高いので、酒米としては優秀なのですが、農家さんはコシヒカリを作ったほうが効率が良いので、昭和三十年代に完全に栽培されなくなりました。そしてわずか200粒の保存されていた種籾を譲り受け、初年度は23粒が発芽し、年々少しずつ増やしていき、現在では地元の約30軒の農家さんと契約して栽培されています。

このお酒の楽しみ方を俳句でひねってみました

上澄み一杯 後の楽しみ 桜舞う

はじめは透明な上澄みの部分だけをお飲み下さい。フレッシュな香りと穏かな酸味で、すっ~と喉を滑り落ちます。次に瓶底に沈んでいる澱を絡めながら飲んで下さい。先程の上澄みの味に、お米の旨味が足され、違った味わいが楽しめます。春らしく、菜の花のお浸しなんかとあわせたいですね!

緑川霞しぼり  720ml ¥2000(税込み¥2100)