投稿日:2011.06.12
緑川酒造さんの田植えに行ってきました
去る6月2日、新潟県魚沼市にある緑川酒造さんの田植えの会に参加してまいりました。緑川酒造さんの「北穣吟醸」や「霞しぼり」に使われている「北陸12号」という酒米の田植えです。私は今年で3回目の参加です。
まず蔵に着いてから、社長の大平さんよりお話をいただきました。今回植える「北陸12号」という酒米は、魚沼産コシヒカリの人気や、新しい新潟の酒米「五百万石」の登場により、完全に栽培が途絶えたものを、緑川酒造さんが復活させたものです。通常の酒米より粒も大きく、心白(お米の中央にあるでんぷん質)の発現率も高いので、酒造りにも適しており、また味の膨らみも豊で独特の味わいがあるのが特徴です。
蔵の中を見学させていただきました。ここは麹室といって、麹を造るところです。良い麹とは、外側は硬く乾燥していて、中は柔らかく、適度に水分がある状態のもです。麹菌は水分を求めて、お米の中心部に食い込んでいきます。
普段は入室できませんが、今は造りをやっていないので見させていただくことができました。
お昼は新潟名物「へぎ蕎麦」をいただきました。つなぎに、「ふのり」という海草を使っており、ツルッとした歯ざわりが特徴です。
こんな感じのロケーションの中で田植えが行われました。バックの山は、八海山です。
昨年も参加されました、都筑区センター南の「菜の花」さん。無論緑川酒造さんのお酒がいただけます。お近くにお住まいの方、是非ご利用下さい。
田植え終了後、八海山をバックに記念撮影。今回は参加者が多かったので、私は一列植えました。(今まではだいたい2列は植えていました)お陰で筋肉痛にはなりませんでした。
恒例のバーベキュー。地元で採れた根曲がり竹をそのまま焼いて皮を剥いていただきました。都会ではなかなか味わえません。
今回田植えをした「北陸12号」が使われている、「北穣吟醸」と吉祥新入りの高木君。後ろで覗き込んでいるのは、クマテンこと熊谷店長です。気がついたら写っていました。
「北穣吟醸」を瓶燗でいただきました。吟醸とありますが、落ち着き目のお酒なので燗でもいけます。むしろ燗のほうがいいですよ!
お酒=自然の産物ですね。お酒を通して、自然とか農業といった問題を見つめなおすきっかけになってくれればいいな、と思うのであります。ブログをご覧の皆様も是非こういった機会があったら参加されてみてはいかがでしょうか。ご希望の方は是非田邉までご一報下さい。機会があれば喜んでお連れいたします。
重家酒造さん「ちんぐ」の試飲販売
横山さん、いろいろお世話になりました。まだまだやることはたくさんありますが、少しずつ積み重ねて壱岐焼酎を伝えていきます。ありがとうございました。
壱岐のスーパーマーケットにて
壱岐に行った際、重家酒造の横山さんより、地元のスーパーマーケットを案内していただいた時の写真。鮮魚売場を見て驚いてしまいました。目が黒々していて、身もふっくらしていて活きの良さそうなアジだな、と思ってみていたら、値段がなんと98円。しかも8匹も入っているではありませんか!豆アジと表記されていますが、手の平サイズですよ。アジのお刺身、ちんぐ白のロックでいただきたいですね!
壱岐焼酎 重家酒造さんご来店いただきました
写真左は「ちんぐ白麹仕込み」と壱岐の烏賊。落ち着いてすっきりしているので、ロック又は水割りでお刺身・和食などあっさりした料理に合います。写真右は「ちんぐ黒麹仕込み」と同じく壱岐から送っていただいた鰯の味醂干し。こちらはやや香ばしい風味でお湯割りがおすすめです。肉料理によくあいますが、脂の乗った魚にも合います。(鰯の味醂干し最高!)
今回は予め6:4の前割りでそれぞれ冷酎と前割り燗で頂きました。前割りにすると、焼酎と水の分子が馴染むので、口当たりがまろやかになります。九州では大切なお客様をもてなす際、前もって割り水して用意しておくという習慣があり、またダレヤメといって長くだらだら飲む際は度数を落とした方が飲めるので、そのような文化が定着しています。
重家酒造さんのホームページはこちらです
店頭では試飲もご用意しております。壱岐焼酎ちんぐにご興味ある方、遠慮なくスタッフへお申し出下さい。よろしくお願いします。
呑み切り試飲会 川西屋酒造さんにて
「いろいろなお酒があるけど、それぞれ最も適した温度帯と相性の良い料理があるんだよね。それを自分の舌で見極めて、最高の状態でお客様に飲んでもらいたい」と強くおっしゃっていました。好みはあるでしょうが、冷酒一辺倒で提供するなんて、お酒の可能性を狭めているだけですよね。