投稿日:2011.09.04
日本酒イベント「純米燗 夏の宴」に行ってきました
毎年恒例のリーガロイヤルホテル東京で行われる日本酒イベント「純米燗 夏の宴」に行ってきました。
燗にして旨い純米酒を造る25蔵が集まり、文字どおり「夏だからこそ、あえて燗酒を飲む」という一風変わったイベントです。
「春霞」を造る、秋田県の栗林酒造さんのブースにて。旬材ふかがわ真一門様(写真左が大将の伊藤さん)にて春霞貴州山廃純米をご使用いただくことになりました。
昨年は猛暑のせいか、かなり熟成が進んでいました。(土蔵で常温熟成しているためです)今年はやや果実味も感じられますが、伊藤さんはこの春霞を絶賛していました。私も大好きなお酒です。
「喜久酔」を造る、静岡県の青島酒造さんのブースにて。横浜市都筑区の鶏料理、鶏和酎(とりあえず)の矢野さんと。喜久酔がお気に入りのようで、帰って大将と相談してメニューに入れようとおっしゃっていました。
それにしても喜久酔は、甘味さえ感じるのに、全く重くなく、飲んだときの引っ掛かりが無いというか、綺麗な喉越しです。このことを専務の青島さんにお伝えしたところ、
「技です」と一言帰ってきました。「でもこういう味につくるのは難しいんですけどね」ともおっしゃっていました。
このイベントでは、各蔵元さんがご当地の美味しい逸品や自家製のおつまみなどを用意していただきますが、今回私が特に気に入ったのがこれです。岩手県の「酉与右衛門(よえもん)」というお酒を造る、川村酒造店さんの「自家製胡瓜の塩漬け」。てっきり糠漬けかと思ったのですが、塩気も少なく、でも味は深く、いくらでも食べられる(食べたくなる、または飲みたくなる)味でした。これだけ旨いお漬物を作るのですから、お酒も当然旨いです。(吉祥ではお取引はございません)
ご存知、川西屋酒造店さん(左)と神亀酒造さん(右)。川西屋酒造店の若きエース、山田さん(写真右)は最近だいぶ貫禄が付いてきました。神亀酒造さんでは今回ジャーナリストの藤田 千恵子さん(写真右)が応援に駆けつけてくださいました。専務の隣の可愛いお嬢さんは専務のお孫さんです。(今年3人目が生まれたそうです)
吉祥感謝祭が開催されました
センター北 鶏和酎(とりあえず)さんと、重家酒造 横山 太三さん
都筑区センター北にある、鶏和酎(とりあえず)さんにて。壱岐焼酎のちんぐを造る横山 太三さん(左)と大将の笠原さん(右)、矢野さん(中央)。横山さんはとても熱心で、時間を見つけては現場へ足を運び、お客様のお声に耳を傾けます。
それにしても鶏和酎さんは、さすが目の付け所が違う!というのも、ほとんどの料飲店さんは「ちんぐ」をご使用いただいているのですが、大将が手に持たれているのは白麹と黒麹の原酒ブレンドして3年貯蔵した「村主(すぐり)」しっかり味を吟味し、お店の料理にたあったものを選ばれているのがうかがえます。飲み方は何でもOK。鶏和酎さんの焼鶏と合わせての飲みたいですね!
日向赤鳥の鶏料理 鶏和酎
横浜市都筑区中川中央1-5-4 センター北ミレナリオビル103
TEL 045-915-7627 横浜市営地下鉄センター北駅3番出口より徒歩3分
営業時間 17:00~翌1:00 定休日 無し(月1日不定で休み)
日輪田 純米美山錦60と金目鯛の煮付け
ある方から、金目鯛をまるごと一匹頂いたので、早速煮つけにしました。
お酒は萩野酒造さんの「日輪田美山錦純米60」。
肉厚な身に甘辛い煮汁が絡んで、
金目鯛の旨味とコク、
脂が純米酒の燗酒とめちゃくちゃ合います。
旨すぎです!!
季節は夏真っ盛り、連日の猛暑で燗酒など飲むやつの気が知れない、
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
金目鯛の煮付けには絶対燗です。(※冷酒を否定するわけではありません。)
それにしても、日輪田はこの猛暑にもよく耐えた!
というのも、抜栓してから3週間あまり、常温で放置しておりました。
日中は留守で、防犯のため窓は閉めっぱなし。
部屋の温度は想像できますね!
でも味はびくともしません。
造りがしっかりしている証拠です。
皆様は決して真似をしないで下さい。