☆ 燗太郎【田邉】ブログ ☆
投稿日:2013.08.11【動画】田邊燗太郎が今、注目の銘酒を紹介 其の①
うう
お酒のアトリエ 吉祥では、ほぼ毎週土曜・日曜は試飲販売をしています。
銘柄は毎週変わります。全てこだわりのお酒ばかりです。
吉祥が厳選するお酒ですから、そのお酒の味わいには絶対的な自信があります。
お客様に是非、この美味しいお酒を飲んでもらたい。だからこその試飲販売です。
是非、ご来店ください。(燗太郎談)
牡蠣にトマトがあいます!
フランス・ロワール地方の自然派ワインを楽しむ会
去る6月30日、横浜市港北区にある地鶏焼味くり家さんにて、フランス・ロワール地方サンセール地区にある「ロベール・カンタン」というワインの蔵元のソフィーさん(写真左)をお招きして、ワインを楽しむ会を開催しました。
白は「ソービニヨン・ブラン」、赤は「ピノ・ノワール」という品種を使用、農薬や化学肥料は一切使用しない自然派を貫いています。
最上級の「ポリーヌ」という銘柄のワインがありますが、ワインではたいへんめずらしい「アカシヤ」の樽を使用、さらにコルクではなくガラスの栓を使用しています。
第二次大戦中、多くの樫の木が伐採され、森林の破壊を懸念した当時の蔵元のポリーヌさん(ソフィーさんのお婆さん)が、やむなくアカシヤの樽を使用して貯蔵したところ、とても美味しく出来上がったので、それ以降現在もアカシヤの樽を使用しています。(コルクを使用しないのも、同様の理由です)
そんな自然に任せて造られるワインは、同じ品種・造りであっても畑によってそれぞれ個性が表れます。今回はそんな畑違いのワインを飲み比べ、何故このように違った表情を見せるのか?といったことを通訳を交えてお話いただきながら楽しんでいただきました。
澤屋まつもと純米と小松菜の煮浸し
旨味を引き出します!大那特別純米 那須産五百万石
新酒生酒の入荷も一段落し、定番品火入れ酒(加熱殺菌処理したお酒)が新酒(今年度醸造されたお酒)に切り替わる頃となりました。
この時期のお客様のお声として「味が変わった!」というのがよくあります。(そのようなお声は大歓迎です!遠慮なくお申し出下さいませ。)
当然のことながら、新酒と一年経過した酒では味が違います。
「同じ商品なら常に一定でなければいけないのでは?」とお思いの方もいらっしゃると思います。
確かにその通りだとは思いますが、それは工業製品的な考えだと思うのです。
米から出来る「酒」は農産物ですから、野菜や果物が時期によって旬があり、味も違うのと同様のことが言えるのです。
ちなみに、味を安定させる方法は3つあります。
①味が乗ってくるまで出荷しない
②1年熟成してから出荷する
③新酒と古酒(前年度醸造)をブレンドして出荷する
さて、前置きが長くなりましたが今夜の晩酌はこれ!
栃木県那須産五百万石を使用した「大那 特別純米」。食中酒造りを目指す蔵元だけに、派手さはないものの、食材の旨味を引き出す見事なお酒です。落ち着いているので、お酒だけでは物足りなく感じるかもしれませんが、例えば写真にあるように、アサリの酒蒸しを一口吸ってお酒を口に運ぶと、お酒だけで飲んだときより数倍お米の旨味を感じます。同じように、昆布、鰹、煮干、といった古来より日本人が慣れ親しんできた「出汁」の旨味はお酒の味を引き出してくれるんですよ!
栃木県 菊の里酒造 大那 特別純米那須五百万石 1800ml ¥2,400(税込¥2,520)
百十郎 茶面(ちゃづら) 山田錦60
まるで市川 海老蔵を彷彿とさせる、歌舞伎役者のような精悍な面構えのお酒が登場。
岐阜県 林本店 百十郎茶面山田錦60
蔵元の地元で実在した歌舞伎役者旅芸人の市川 百十郎の名を取って命名されたとか・・・。
そういうストーリーを知ればこのラベルデザインも納得!
さてそのお味は?
シャープで落ち着いて切れが良い!常温では檸檬とまではいかないが、それを思わせる酸味を感じます。ですが、
燗にすると化けます
あれ、さっきの酸味はどこへ行ったの?変わって表れたのはふくよかなお米の旨味。
例えるなら、普段何処にでもいそうなオッサンが、いざ舞台に上がったら一際輝きを放った、とでもいうような・・・。
う~ん、役者だね~!
1800ml ¥2,660(税込¥2,793) 720ml ¥1,380(税込¥1,449)
グレイス甲州と筍
国分 太一君が司会の料理番組「男子ごはん」で放映されていた「筍オリーブオイル、檸檬、パルメザンチーズ、胡椒和え生ハム添え」を作ってみたのですが、これが山梨ワインの甲州とよくあいます。甲州は後口にほんのり苦味を感じるのですが、筍のえぐみ、胡椒のスパイシーさが苦味を消して、筍の旨味を見事に引き出してくれます。
テイステイングコメント
ライムを思わせる爽やかな香り、瑞々しい柔らかな酸味とほのかな甘味が絶妙。甲州らしいほろ苦さも感じられますが、山菜、春野菜を使った料理によくあいます。
中央葡萄酒 グレイス甲州菱山畑2012
750ml¥2,208(税込¥2,319)
神亀酒造さんの純米酒真穂人と燻製鰯のオイル漬け
ブログをご覧の皆様、今日は!燗太郎こと、スタッフ田邉 太郎です。
2月より飲食店営業部門より、吉祥本店へ異動となりました。
今迄は飲食店様へのお酒の提案を行っておりましたが、今度は一般のお客様への御案内が主な業務となります。
私もどちらかというと、家飲み派なので、美味しい家庭料理に合うお酒のセレクトをお手伝いできれば!と思っております。
このブログでも、私の変態的な?家飲みの模様をお届けしてまいりますので、よろしくお願いします。
さて、リニューアル一発目のブログがこれ!
神亀酒造さんの純米酒「真穂人(まほと)」と燻製鰯のオイル漬け。ラベルの日付が2011年9月なので、4年熟成位かな?熟成から来る独特の香りと鰯のスモークの香りがベストマッチ!千葉県成田市三里塚で堆肥のみで栽培された五百万石ならではのミネラルの豊かさ、蜂蜜のような甘さが感じられます。
このお酒を二十歳そこそこの女性スタッフに飲んでもらったら「おぇ~、なにこれ?」と完全に拒絶されました。また年配の日本酒好きな女性スタッフに飲んでもらったら「私、これ好きかも?」とのことでした。はっきり好みが分かれるが、好きな人にはたまらないお酒です。是非熱燗で、肉料理やチーズなどと合わせるのがおすすめです。(カレーライスにも合いました。)
お燗酒を楽しむ会を開催ました
去る10月26日月曜日、新羽にあります地鶏焼味くり家様にて、お燗酒を楽しむ会を開催いたしました。今回のテーマは、4つの味わいのタイプ(軽快なタイプ、優しいタイプ、芳醇なタイプ、熟成タイプ)に分類し、温度帯をいおいろ試しながら、好みのお酒を見つけましょう、というものです。
①すっきり軽快なタイプ 岐阜県三千盛純米大吟醸、新潟県緑川本醸造、広島県富久長特別純米。
②ふっくら優しいタイプ 静岡県喜久酔特別純米、京都府澤屋まつもと純米
③どっしり芳醇なタイプ 神奈川県隆雄町特別純米、埼玉県神亀小鳥のさえずり純米吟醸
④熟成タイプ 石川県菊姫山廃純米平成12年
軽快なタイプはあくまでも冷やで飲んだ状態のことで、温めると旨味が増すので軽快というよりは、丁度よい感じになるかと思います。ふっくら優しいタイプは、最も守備範囲が広く、選んで無難なオールラウンド、特に喜久酔は、甘味さえ感じますが全く重くなく、引っかかりも無いので、お燗酒初心者におすすめです。どっしり芳醇なタイプでは、やはりお酒が好きな人が好むようです。この辺りまでくると、チーズや肉料理などともよく合います。最後に熟成タイプ、今回は酸味が特徴の菊姫ですが、お燗にすると旨味が増すので酸は気になりません。ですが常温だと酸が勝ります。やはり燗が旨いです。
今回ご参加いただいたお客様です。今回のように若くて美しい女性の方にお燗酒を楽しんで頂けたら最高だな、と思います。やはりお燗酒については、甘ったるくてツーンとした香りがする、悪酔いするなど、まだまだ誤解がたくさんあるように思います。またお燗酒はオヤジが飲むものといった印象も然りです。チェーンの居酒屋ではお燗酒といえば大抵一種類です。お燗酒以外のメニューにあるお酒をお燗で頼もうなら、店員に嫌な顔されるのが関の山。これではお酒の魅力や可能性を引き出すことは困難でしょうし、ましてお酒離れが進んでいる昨今において、消費拡大は臨めません。事実、今回ご参加いただいたお客様の中にも、「お酒自体を知る機会が無い」とおっしゃる方もいらっしゃいました。そういった意味では、今回このような会を開き、お酒の持っている可能性や魅力、そして蔵元さんがどのような想いでお酒を世に送り届けているのか、ということをお伝えすることができ、お客様からも本当によくわかりました、とお声を頂きました。ブログをご覧の皆様も、是非美味しいお燗酒飲んでみてください。何を選んでよいかわからない場合は、遠慮なく店員に尋ねてください。ご参加いただきましたお客様、有難うございました。
遊家 二子玉川店様にて、丹沢山2009年度醸造ひやおろしをいただきました
二子玉川にあります遊家さんにて、丹沢山ひやおろし2009年度醸造のお燗とスモークの盛り合わせをいただきました。
これ以上は無い、と思わせる組み合わせ!これで二合はいけます。
遊家 二子玉川店様のホームページはこちら doi-kikaku.com/nikotama.html
お酒が好きな方には、たまらないお店です。