☆ 燗太郎【田邉】ブログ ☆
投稿日:2011.08.23萩野酒造 佐藤 曜平さんにお越しいただきました
隆 純米吟醸 足柄若水の田圃にて
紫陽花祭りで有名な開成町の田圃にて。このお酒に使われている「若水」という酒米が育てられている場所です。この当たりは、足柄平野と呼ばれ、その昔暴れ川と称された「酒匂川」の土砂が堆積してできた土地なので、米造りにはとても適しているそうです。
若水の田圃の前でパチリ!後ろの山は箱根の山です。
早速鰯の梅煮と一杯やってしまいました。
この隆 足柄若水(以下白ラベル)は地元神奈川産の酒米を使用しているだけあって、他のお酒よりも早く売り切れてしまいます。(他の隆は一年以上貯蔵期間を置いていますが、白ラベルのみ今年度醸造となっております。)従ってまだ味が硬く、若干ほろ苦さが残りますが、実はそういうお酒こそ、このような料理と合わせると抜群に旨いのです。料理を口に入れてからお酒を飲むと、見事にお米の旨味だけが残り、ご飯とおかずが合うように、お酒とも見事にあいます。そしてこのようなお酒こそ、二年、三年と時を重ねるごとにどんどん旨くなっていきます。料理と合わる、温度を変える、空気に触れさせる、熟成させる、等・・・。いろいろ試してみて下さい。お酒の奥深さが実感できます。
隆 足柄若水純米吟醸 1800ml ¥2,993 720ml¥1,522
横須賀 七代目 和水(なごみ)さん
7月8日(金)、横須賀に七代目 和水(なごみ)様がオープンしました。コンセプトは「お漬物に拘ったお店」だそうです。一口にお漬物といっても、糠漬、粕漬、酢漬、味噌漬などいろいろあります。酒好きにはたまらないお店です。
まずはビールで喉を潤した後、丹沢山を燗でいただきました。手前は蕪と人参の糠漬。無論自家製、「この糠漬旨いですね~」と何回女将さんに言ったことか?おかわりもいただきました。家で飲むならこれだけでも4合は飲めてしまいそうです。
冷蔵庫には、美味しそうなお酒達がズラリ!
どれもこだわりの逸品です。
基本は和水さんの料理に合うタイプのお酒を選んで置
いていただいております。
漬物のお料理が中心なので、落ち着いた純米酒が中
心です。
常連のお客様が飽きないよう、季節ごとに新しいお酒も
入れていただきます。
肉には焼酎がよく合います。
「まだあまり漬かっていないから」とご主人の一言、
「いや~、十分旨いですよ」と私。
「もう少し漬かると、もっと旨くなりますよ」とご主人。
これ以上旨くなるなんて・・・。
こんな会話のやり取りも楽しめます。
ご主人の目黒 信也さんと、女将の奈代子さん。親子で切り盛りしています。先程の糠漬は奈代子さんのお味です。横須賀にお越しの際は是非ご利用下さい。
七代目 和水
横須賀市本町1-11 第3上田ビル1F
TEL 046-874-5793
定休日 日曜日
秋田県福禄寿酒造 渡辺邉康衛 社長をお招きしました
半年間、雪の中で眠っていました!雪洞貯蔵酒「緑」純米吟醸
このところ、すっかり夏らしい天候になりまして、「今日も暑いね~」と、あちこちで聞かれるようになりました。ビールやハイボールもいいけど、暑さを吹き飛ばすお酒ならコレ!
「雪洞貯蔵酒・緑 純米吟醸」
その名のとおり、緑の葉が生い茂った山奥の渓流にいるような・・・。そう思えばひんやり涼しい気分になれますよ!
避暑地、ならぬ避暑酒 的なお酒です。
味は、一言でいうとメロン!ですがそれほど派手ではないので、料理にもよく合います。お刺身はもちろん、薬味をたっぷりのせた鰹のたたきなどともいけます!(写真は都筑区センター南の菜の花さんにていただきました)
雪洞貯蔵酒・緑 純米吟醸1800ml ¥3200(税込み¥3360) 720ml ¥1600(税込み¥1680)
燗冷ましが旨いです!富久長辛口特別純米 鼓
今夜の晩飯の豚の生姜焼きに、今田酒造本店さんの辛口純米酒「鼓(つづみ)」をあわせてみました。
日本酒度+8の辛口です。温度帯をいろいろ試してみました。冷やでは本当に辛口で、お米の旨味・甘味や果実味はほんのわずかに覗かせる程度です。あわせるなら白身系の魚料理といったところでしょうか。
燗で50度くらいまで上げると、およそ辛口とは思えないほど、お米の旨味が表れてきました。これくらい旨味が上がると、甘辛いタレの効いた料理とも好相性です。
燗冷ましでは、お米の旨味がそのまま残るので、常温くらいまで下げても生姜焼きとは十分あいます。
何故燗冷ましが旨いかというと、お酒にはもともと渋味などの雑味成分があり、温度を上げるとそれが抜けるので、相対的に雑味が薄まって、旨味が豊かに感じられるのです。ただし、燗冷ましが旨いお酒というのは、それなりに造りがしっかりしているということが条件で、お酒の良し悪しを見極める一つの目安にもなります。同じ温度でも燗冷ましにしたものとでは、表情が全く違うので、是非いろいろな温度帯で試してみて下さい。
富久長辛口特別純米 鼓 1800ml¥2300(税込み¥2415) 720ml¥1200(税込み¥1260)
緑川酒造さんの田植えに行ってきました
去る6月2日、新潟県魚沼市にある緑川酒造さんの田植えの会に参加してまいりました。緑川酒造さんの「北穣吟醸」や「霞しぼり」に使われている「北陸12号」という酒米の田植えです。私は今年で3回目の参加です。
まず蔵に着いてから、社長の大平さんよりお話をいただきました。今回植える「北陸12号」という酒米は、魚沼産コシヒカリの人気や、新しい新潟の酒米「五百万石」の登場により、完全に栽培が途絶えたものを、緑川酒造さんが復活させたものです。通常の酒米より粒も大きく、心白(お米の中央にあるでんぷん質)の発現率も高いので、酒造りにも適しており、また味の膨らみも豊で独特の味わいがあるのが特徴です。
蔵の中を見学させていただきました。ここは麹室といって、麹を造るところです。良い麹とは、外側は硬く乾燥していて、中は柔らかく、適度に水分がある状態のもです。麹菌は水分を求めて、お米の中心部に食い込んでいきます。
普段は入室できませんが、今は造りをやっていないので見させていただくことができました。
お昼は新潟名物「へぎ蕎麦」をいただきました。つなぎに、「ふのり」という海草を使っており、ツルッとした歯ざわりが特徴です。
こんな感じのロケーションの中で田植えが行われました。バックの山は、八海山です。
昨年も参加されました、都筑区センター南の「菜の花」さん。無論緑川酒造さんのお酒がいただけます。お近くにお住まいの方、是非ご利用下さい。
田植え終了後、八海山をバックに記念撮影。今回は参加者が多かったので、私は一列植えました。(今まではだいたい2列は植えていました)お陰で筋肉痛にはなりませんでした。
恒例のバーベキュー。地元で採れた根曲がり竹をそのまま焼いて皮を剥いていただきました。都会ではなかなか味わえません。
今回田植えをした「北陸12号」が使われている、「北穣吟醸」と吉祥新入りの高木君。後ろで覗き込んでいるのは、クマテンこと熊谷店長です。気がついたら写っていました。
「北穣吟醸」を瓶燗でいただきました。吟醸とありますが、落ち着き目のお酒なので燗でもいけます。むしろ燗のほうがいいですよ!
お酒=自然の産物ですね。お酒を通して、自然とか農業といった問題を見つめなおすきっかけになってくれればいいな、と思うのであります。ブログをご覧の皆様も是非こういった機会があったら参加されてみてはいかがでしょうか。ご希望の方は是非田邉までご一報下さい。機会があれば喜んでお連れいたします。
重家酒造さん「ちんぐ」の試飲販売
横山さん、いろいろお世話になりました。まだまだやることはたくさんありますが、少しずつ積み重ねて壱岐焼酎を伝えていきます。ありがとうございました。
壱岐のスーパーマーケットにて
壱岐に行った際、重家酒造の横山さんより、地元のスーパーマーケットを案内していただいた時の写真。鮮魚売場を見て驚いてしまいました。目が黒々していて、身もふっくらしていて活きの良さそうなアジだな、と思ってみていたら、値段がなんと98円。しかも8匹も入っているではありませんか!豆アジと表記されていますが、手の平サイズですよ。アジのお刺身、ちんぐ白のロックでいただきたいですね!
壱岐焼酎 重家酒造さんご来店いただきました
写真左は「ちんぐ白麹仕込み」と壱岐の烏賊。落ち着いてすっきりしているので、ロック又は水割りでお刺身・和食などあっさりした料理に合います。写真右は「ちんぐ黒麹仕込み」と同じく壱岐から送っていただいた鰯の味醂干し。こちらはやや香ばしい風味でお湯割りがおすすめです。肉料理によくあいますが、脂の乗った魚にも合います。(鰯の味醂干し最高!)
今回は予め6:4の前割りでそれぞれ冷酎と前割り燗で頂きました。前割りにすると、焼酎と水の分子が馴染むので、口当たりがまろやかになります。九州では大切なお客様をもてなす際、前もって割り水して用意しておくという習慣があり、またダレヤメといって長くだらだら飲む際は度数を落とした方が飲めるので、そのような文化が定着しています。
重家酒造さんのホームページはこちらです
店頭では試飲もご用意しております。壱岐焼酎ちんぐにご興味ある方、遠慮なくスタッフへお申し出下さい。よろしくお願いします。