☆ 燗太郎【田邉】ブログ ☆
投稿日:2011.10.11丹沢山熟成山廃純米とグラタンの相性
グラタンに日本酒?普通では考えられないような組み合わせですね。でも、これがけっこう合うんです!
「山廃」仕込みのお酒っていうのは、温めたときに、それらしさが表れるんですね!テイステイングの時に「これ山廃っぽくないね」、なんていうことを耳にすることがありますが、つまりそういうことなんです。
常温・40度・50度、あれ?まだだな!60度・う~ん、70度・お~山廃だ~、こんな感じです。
では山廃らしさって何?ミルキーな感じとでもいいましょうか。だからグラタンやチーズなど乳製品を使用した食材などとよく合います。(肉もOKです。餃子ともバッチリでした)
ちなみに山廃とは?わかりやすく言いますと、醸造の一番最初の酒母という行程際、天然の乳酸菌を取り込んで仕込むことです。
そろそろお燗が美味しい季節になりましたね。もっとも夏でも燗で飲む私にとっては関係ないことですが・・・。
秋田の革新蔵、新政酒造 やまユ 新政85 新政90
蔵元創作料理 天青
湘南の地酒「天青」を造る熊澤酒造さんの敷地内にある、蔵元創作料理 天青にて。お造りとともに天青風露本醸造の朝搾りとともにいただきました。 朝搾りとは、搾ったその日に出荷されるお酒で、「蔵でしか飲めないお酒が飲める」という、本当の搾りたてのお酒なのです。搾りたてのお酒は、ピチピチ弾けていますが、月日が経つとだんだんまろやかになり、味の変化が楽しめます。 12月に発売します。またあらためてご案内しますので、もう少し待っていてください。 |
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こちらは同じく、天青風露本醸造にごり火入れバージョンです。以前は茶色の瓶だったのですが、緑の瓶のほうがにごっているのが見えるので売れるよ、弊社の社長が提案し、実現したとのことでした。 確かに、よくにごってますね。 火入れ(加熱殺菌処理済み)なので、落ち着いています。辛口で軽快なので、燗でもいけますよ。 「にごり酒の燗」 いいかも知れませんね。 |
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杜氏の五十嵐さん(左から2番目)も交えて、天青を楽しんじゃいました。 熊澤酒造さんは「湘南ビール」という地ビールも造っており、ビール酵母を使用したパンを販売しているパン屋さんや、石釜焼ピッツァ・手打ちパスタ・地元産豚のソーセージが楽しめるレストランもります。駅からも近いので、是非行ってみてください。おすすめですよ~! |
輪になろう日本酒
京都伏見にある松本酒造の営業企画室長の松本 庄平さん。横浜の相鉄線希望が丘駅前にある「澤屋まつもと酒道場」の師範?でもあります。私は2度習いに行ったので2段かな(笑)何を習うのか、ズバリお酒です。庄平さんの面白いお話を聞きながら楽しく、そして美味しく飲めます。
例えばこんな感じ
「わし、伊丹十三監督に映画出てくれと頼まれましたけどな、ピシっと断りましてん。なんでかゆうたらな、映画出たら有名人になってしまいますやろ、ほんなら立小便できまへんわな。だから断わりましてん」と・・・。
他にも危険な発言、過激な発言が飛び交いますが、ここでは言えません。知りたい方はお店へどうぞ!
黒木本店の黒木社長率いる「焼酎オールスターズ」。歌は「やっぱ焼酎じゃNight !!」。黒木社長もノリノリです。こんな感じの歌詞です。
「宵闇 夕闇 だれやみ 今夜も一杯
芋 麦 米 蕎麦 黒糖、ロックにお湯割り
やっぱ焼酎じゃNight 呑むんだったら焼酎」
作詞・作曲 黒木社長です。
中央でギターを弾いているのは、今回の運営会長の君嶋さんです。
仕事とは関係なく、純粋に日本酒を盛り上げていこうという想いが今回の開催に至ったのだと思います。来場いただいたお客様が楽しんでいただけたことに、やって良かったと、まずは成功だったと思います。会場運営に携わったスタッフ・ボランティアの方々、参加された蔵元の皆様、お疲れ様でした。
フランスより葡萄畑の画像が届きました
冷やおろし、入荷してます
陸奥八仙・・・重厚感ありますが、まろやかで角がないので、喉越しはスムーズ。酸が少ないので、甘い余韻が残ります。
萩の鶴・・・萩野酒造さんらしい、腰の強そうな印象。飲み頃にはまだ早いかも?今後の熟成具合が楽しみ。
日輪田・・・酸がシャープです。室温以上の温度で飲みたいです。
一白水成・・・ジューシーです。一白水成らしい芳醇な旨味。よ~く冷やして。
楯野川・・・純米大吟醸ですが、落ち着いてスパイシーなほろ苦さ。料理とともにいただきたい純米大吟醸です。
丹沢山・・・青い果実系(例えば青りんご)のような、清涼感のある、爽やかな辛口です。
天青・・・澱が絡んだ薄にごり。重くはありません。むしろ軽快。お燗もいいですよ。(昨年の感想)
まつもと・・・いい感じに熟れています。イメージはきのこ。やはりお燗で。
さぶろう・・・言わずと知れた、オールラウンダー。これ1本でなんでもOK。
雑賀・・・芋or栗のような印象。いずれにしても秋にピッタリ!酸でジュワ~と旨味が広がります。
黒牛・・・原酒で度数高めですがそれを感じさせない柔らかさ。塩辛・酒盗などの珍味系とあわせたいです。
秋櫻・・・冷やおろしのなかでは珍しく軽快なタイプ。お刺身が合います。温めれば厚味も増します。
雁木・・・旨味・酸味・辛味のバランスよし。柔らかく、まろやかです。
日本酒イベント「純米燗 夏の宴」に行ってきました
毎年恒例のリーガロイヤルホテル東京で行われる日本酒イベント「純米燗 夏の宴」に行ってきました。
燗にして旨い純米酒を造る25蔵が集まり、文字どおり「夏だからこそ、あえて燗酒を飲む」という一風変わったイベントです。
「春霞」を造る、秋田県の栗林酒造さんのブースにて。旬材ふかがわ真一門様(写真左が大将の伊藤さん)にて春霞貴州山廃純米をご使用いただくことになりました。
昨年は猛暑のせいか、かなり熟成が進んでいました。(土蔵で常温熟成しているためです)今年はやや果実味も感じられますが、伊藤さんはこの春霞を絶賛していました。私も大好きなお酒です。
「喜久酔」を造る、静岡県の青島酒造さんのブースにて。横浜市都筑区の鶏料理、鶏和酎(とりあえず)の矢野さんと。喜久酔がお気に入りのようで、帰って大将と相談してメニューに入れようとおっしゃっていました。
それにしても喜久酔は、甘味さえ感じるのに、全く重くなく、飲んだときの引っ掛かりが無いというか、綺麗な喉越しです。このことを専務の青島さんにお伝えしたところ、
「技です」と一言帰ってきました。「でもこういう味につくるのは難しいんですけどね」ともおっしゃっていました。
このイベントでは、各蔵元さんがご当地の美味しい逸品や自家製のおつまみなどを用意していただきますが、今回私が特に気に入ったのがこれです。岩手県の「酉与右衛門(よえもん)」というお酒を造る、川村酒造店さんの「自家製胡瓜の塩漬け」。てっきり糠漬けかと思ったのですが、塩気も少なく、でも味は深く、いくらでも食べられる(食べたくなる、または飲みたくなる)味でした。これだけ旨いお漬物を作るのですから、お酒も当然旨いです。(吉祥ではお取引はございません)
ご存知、川西屋酒造店さん(左)と神亀酒造さん(右)。川西屋酒造店の若きエース、山田さん(写真右)は最近だいぶ貫禄が付いてきました。神亀酒造さんでは今回ジャーナリストの藤田 千恵子さん(写真右)が応援に駆けつけてくださいました。専務の隣の可愛いお嬢さんは専務のお孫さんです。(今年3人目が生まれたそうです)
吉祥感謝祭が開催されました
センター北 鶏和酎(とりあえず)さんと、重家酒造 横山 太三さん
都筑区センター北にある、鶏和酎(とりあえず)さんにて。壱岐焼酎のちんぐを造る横山 太三さん(左)と大将の笠原さん(右)、矢野さん(中央)。横山さんはとても熱心で、時間を見つけては現場へ足を運び、お客様のお声に耳を傾けます。
それにしても鶏和酎さんは、さすが目の付け所が違う!というのも、ほとんどの料飲店さんは「ちんぐ」をご使用いただいているのですが、大将が手に持たれているのは白麹と黒麹の原酒ブレンドして3年貯蔵した「村主(すぐり)」しっかり味を吟味し、お店の料理にたあったものを選ばれているのがうかがえます。飲み方は何でもOK。鶏和酎さんの焼鶏と合わせての飲みたいですね!
日向赤鳥の鶏料理 鶏和酎
横浜市都筑区中川中央1-5-4 センター北ミレナリオビル103
TEL 045-915-7627 横浜市営地下鉄センター北駅3番出口より徒歩3分
営業時間 17:00~翌1:00 定休日 無し(月1日不定で休み)
日輪田 純米美山錦60と金目鯛の煮付け
ある方から、金目鯛をまるごと一匹頂いたので、早速煮つけにしました。
お酒は萩野酒造さんの「日輪田美山錦純米60」。
肉厚な身に甘辛い煮汁が絡んで、
金目鯛の旨味とコク、
脂が純米酒の燗酒とめちゃくちゃ合います。
旨すぎです!!
季節は夏真っ盛り、連日の猛暑で燗酒など飲むやつの気が知れない、
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
金目鯛の煮付けには絶対燗です。(※冷酒を否定するわけではありません。)
それにしても、日輪田はこの猛暑にもよく耐えた!
というのも、抜栓してから3週間あまり、常温で放置しておりました。
日中は留守で、防犯のため窓は閉めっぱなし。
部屋の温度は想像できますね!
でも味はびくともしません。
造りがしっかりしている証拠です。
皆様は決して真似をしないで下さい。