投稿日:2011.01.15
杉勇出羽の里純米と鰤の照り焼き
今夜の晩飯のおかずは鰤の照り焼きだったので、骨太でしっかりしたタイプの「杉勇純米出羽の里」の燗で合わせてみました。
お酒だけでも十分美味しいのですが、鰤の身にタレをよくからめて口に運び、喉を落ちるあたりでこのお酒を入れると、よりお米の旨味(甘味といってもいいかもしれません)を感じます。
また、このお酒の旨味・コクをもたらしている酸が、鰤の旨味をより一層引き立ててくれます。(魚にレモン汁をかけると美味しくなるのと一緒です)
こんな調子なので2合はあっという間に空いてしまいますが明日も仕事なので今日はこれで打ち止め!
休みの前日だったら5合はいっちゃいますよ。だけど料理食べながら燗で飲むのに限りますけどね!
(こんな人間がもっと増えればお酒の消費も伸び、農家さんも潤って農業発展に繫がると思うのですが・・・)
隆 足柄若水新酒生が入荷しました
たいへん長らくお待たせしておりました。隆 足柄若水の新酒が入荷しました。地元産のお米を使用しているだけありまして、いつもこいつが一番早く売り切れます。
味わいは、一言でいうと「青りんご」。爽やかです。
この写真を撮っている最中に電話が鳴り、接客しているうちにすっかり忘れてしまい、放置すること3時間。
川西屋さんのお酒のことだからびくともしていないのは想像がつきますが、香りといい味の膨らみといい、実にお見事です。合わせるとしたら、やっぱり新鮮なお刺し身かな!
ただ、やはり新酒なので少々粗い部分は否めませんが、それはそれとして・・・。このまま生で夏くらいまで置いていたら、恐らくこのお酒の最高のパフォーマンスが発揮されると思います。(あくまで想像ですが・・・)
鱈が食べたい
「鱈が食べたい!」と思ったので、大和市にある角上魚類へ行ってみたら予想通り、美味しそうなのがたくさん売ってました。肝・卵・アラ付きでこのお値段!白子は別売でしたが勿論購入。
偶然ですがこの日、ガイアの夜明けという番組で取り上げられるとのことでした。
このお店、新潟寺泊からトラックで関越自動車道を通ってやってきます。日本海の海の幸が手頃な値段で売られているので、結構お客さんが入っているようです。
早速調理しました。作り方は簡単です。鍋に水と酒を入れ、一煮立ちさせてから鱈をぶっこみ、砂糖と醤油を加えて煮るだけ。
私流の煮魚のコツは、「初めは薄味で煮る」です。何故かと言うと、失敗して濃くなってしまうと後から調整ができないからです。薄い場合は調整が効ききますし、時間が立てば自然に味が染みてきます。
盛り付けが汚くなってしまいましたが出来上がり!商売ではないので特に見た目は気にしません。(次は綺麗に盛り付けます!)
お酒ですが・・・、何度もすみません。コレしか無かったので・・・。ですが白子や肝のクリーミーな感じと良く合います。最近神亀さんのお酒は熟成香が抑えられているように思います。(老香という人もいますが、熟成香と老香の違いは紙一重で、心地よいか悪いかの違いだと思うのです。)
少々専門的な話になってしまいましたが、もっと知りたい方はスタッフへお尋ね下さい。
いかは私がおろしました。(しめ鯖は違います)
そしてお雑煮!田邉家のお雑煮は鮭が入ります。(新潟流です)奥で遠慮がちにいるのは森喜酒造さんのるみ子の酒のちっこい瓶。瓶ごとお湯にチャポンとつけて瓶燗でいただきました。そういえば以前森喜さん、吉祥にも来ていただいたんですよね。お会いできなくて残念でした。またリーガロイヤルのイベントでお会いしましょう。