投稿日:2012.07.06
緑川酒造の高橋さんと、都筑区センター南の菜の花さんにて
新潟県魚沼の地酒「緑川酒造」の高橋さんと、都筑区センター南にある「菜の花」さんへお邪魔しました。写真の料理はミズ(ミズナとも呼びます)の出汁漬けです。この山菜は、主に渓流の沢沿いに密生しています。無論、緑川酒造さんの近辺ではたくさん採れます。アクはないので、生でも食べられますが、大抵は火を通します。私の最も好きな山菜です。
緑川酒造の高橋さん(左)と、菜の花ご主人の高原さん(右)。緑川酒造さんへは酒米の田植えで、2回ほどお伺いしていますが、念願叶って、やっとお連れすることができました。
菜の花さんのお料理は緑川酒造さんのお酒がよく合います。この日は、緑川純米と雪洞貯蔵酒緑(雪のなかで熟成させた純米吟醸酒)をいただきました。
以下、料理の写真です。
川西屋酒造店呑み切りに行ってきました
ご無沙汰しております。夏でも燗で飲む、燗太郎です。(冷酒も飲みますが・・・)
自宅のパソコンが壊れてしまったので、しばらくブログ更新をしていませんでしたが、復活いたしました。
原因はデータのたまりすぎ!容量の小さいパソコンはこまめにデータ整理をしましょう。
さて、6月中旬のことですが、毎年恒例の川西屋酒造店さん呑み切り(つまり試飲会のことです)へ行ってまいりま
した。今回もいくつかのコーナーにわかれていました。
まず初めは、新酒生酒のコーナーです。既に完売している商品も多いので、ちょっと少ないです。丹沢山山廃純米無濾過生原酒(右)は、やはり他とは一味違います。生原酒でが、お燗が人気でした。
緑ラベルの阿波山田錦(中央)、白ラベル(赤文字)の信州美山錦(左)も上々の出来です。生は香り、味ともに豊かなので、純粋にお酒の味を楽しみたいという方にはおすすめです。
こちらは、昨年度醸造の火入れ酒です。手前の白ラベルの隆足柄若水55が4本ありますね!手前2つと奥の2つはそれぞれ仕込みタンクの違いなのです。(手前2つは仕込み9号、奥2つは仕込み10号)
川西屋酒造さんの「隆シリーズ」は、同じ種類のお酒であっても別仕込みタンクのお酒をブレンドしません。
(多くの蔵元は味のブレを無くすためブレンドをします)川西屋酒造店さんでは、
タンク違いによる味の違いも「個性」と捉えます。
ですから、蔵元からの出荷案内のFAXには「隆足柄若水仕込み10号火入れの出荷が整いました」というような、案内が来るのです。(10号の次は11号とか・・・)故に、そのようなことがきちんと説明できる酒販店さんにしか卸していないのです。ちなみに私の感想としては、仕込み9号の方が味や香りがはっきりしており、仕込み10号の方は落ち着いて飲み飽きしないタイプと感じました。個人的に選ぶとしたら10号ですが、売るなら9号かな!
センター北、鶏和酎の矢野さん(右)と、今回初めて訪問しました、関内のダイニングバーYOUの井上さん(左)
後ろにたくさん人がいますが、この日は茨城県から「酒舗おそのえ」さんという酒販店さん主催のバスツアー組20名程と一緒になりまして、たいへんな賑わいとなりました。
今回の呑み切りに参加された飲食店さんの名刺が掲示されていました。吉祥組みは3店舗ですね(菜の花さん、鶏和酎さん、YOUさん)
それにしても、この呑み切りについては、年々進化しているように思います。やはりこの厳しいご時勢、今迄と同じやり方ではいけないな、と私自身も思わされました。
ダーウィンの進化論ではありませんが、
「変化するものが生き残る」
自分の教訓にします。
雑賀社長さんと、反町の焼き鳥「纜(ともづな)」さんへ行ってきました
九重雑賀の雑賀社長と奥様と反町にある焼き鳥の店「纜(ともづな)」さんへ行ってまいりました。
ともづなさんは、奈良県の大和地鶏を使用しています。その美味しさは、スタンダードなもも肉を食べればよくわかります。
写真はそのもも肉と雑賀さんの純米吟醸にごりです。
この日は、18:00にお店に入り、23:30くらいまで飲んでいました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
今回、雑賀さんと店主の島村さんとの間で、お酒の会をやりましょうと、話がありました。これは決定事項です。あとは日程を決めるのみ!多分、8月くらいではないでしょうか。無論、私、田邉がお手伝いさせていただきます。ご期待くださいませ!
(店主島村さんの意向で、画像は無しです)
場所:東急東横線反町駅下車、徒歩3分
TEL:045-314-8648
フランス、ロワール地方のワイン「ロベール・カンタン」生産者来日!
先月の南フランス、コート・デュ・ローヌのワイン生産者来日に引き続き、今月はフランス中部、ロワール地方サンセール地区にある、「ロベール・カンタン」の生産者、アレクサンドリア・モッタさんにお越しいただき、ワインの勉強会を開いていただきました。
こちらが、アレクサンドリアさん。パソコンを使って蔵の歴史やサンセールのワインの特徴など、詳しくお話いただきました。(通訳はトレッサ横浜店の今藤(こんどう)が担当。彼は在学中フランスへ渡り、ワイナリーでの修行の経験もあります)
サンセールといえば、「ソーヴィニヨン・ブラン」という品種の白ワインの産地として有名なんです。気候としてはどちらかというと冷涼で、ワインの産地としては北の方になります。(シャンパーニュやシャブリよりは南になりますが)緯度でいいますと、南樺太の辺りです。従って出来上がるワインも爽やかで清清しく、グレープフルーツやライムなどのような柑橘系の香りが印象的です。もう一つの特徴として、葡萄畑の土壌が挙げられます。同じサンセール地区でも更に細かく分類すると、サンセール、メヌトゥ・サロン、プイィ・フュメなどの地区に分かれますが、それぞれ異なった土壌により、ワインにもその個性が表れています。
左は、メヌトゥ・サロンの畑の石です。画像ではわかりづらいと思いますが、小さな貝殻の化石が積み重なってできた石です。(シャブリと同じ土壌です)ミネラルが豊かで、グレープフルーツのような柑橘系の香りに、蜂蜜のような甘味が感じられます。右はプイィ・フュメの畑の石で、火打ち石です。フュメとは英語で燻したという意味ですが、火薬のようなスモーキーな香りが感じられるそうでが、私はどちらかというと、塩の旨味のようなものを感じました。アサリの酒蒸し(ワイン蒸しでもいいのかな)や殻ごと焼いた牡蠣など、海のミネラルを感じる食材や料理に合わせたいです。
写真にはありませんが、もう一つ、サンセールという名前の付いたワインもあります。こちらは石灰粘土質の土壌で、昆布出汁のようなまろやかで深い旨味が特徴です。
お勉強のあとは、新羽駅前にある「味くり家」さんでお食事会。申し遅れましたが、赤ワインも造っております。全てピノ・ノワール単一の品種で白ワイン同様、樽は使用しておりません。従って品種の特徴がストレートの表れ、タンニンは穏やか、華やかでエレガントなワインです。
赤も白と同様に畑の土壌の違いによる個性が存分に発揮されています。好みや合わせる料理により、使い分けるのも面白いワインです。
平和酒造さんにお越しいただき、試飲販売を実施いたしました
5月26・27日、トレッサ横浜リヨン広場店にて、平和酒造さんの「鶴梅」シリーズの試飲販売をさせていただきました。梅酒3アイテムのほか、季節商品の「鶴梅柚子」と「鶴梅夏みかん」も登場、ご覧のようにひな段形の売場は通るお客様の目を引き、たくさんのお客様にお立ち寄りいただくことができました。
今回は2日間に渡り、平和酒造の阿部さんにお越しいただきました。大きな声を出して一生懸命お客様に呼びかけていただきました。「声大きいね、運動部に入っていたの?」と私が聞きましたら「いいえ、特になにもやっていませんでしたが、社内で発声練習をやっているので、それで鍛えられました。私なんか声は小さいほうですよ」と、なんとも謙虚!お陰さまでお客様の反応も上々、ほとんど途切れることなく、時には人だかりができるほどでした。この素敵な笑顔が「鶴梅」のブランドを築いていくのでしょうね。「我々酒販店も、かくありたい」そう思わされました。(独眼竜正宗の有名なセリフ「梵天丸もかくありたい」から引用させていただきました。年齢バレバレですね!)阿部さん、ありがとうございました。