☆ 燗太郎【田邉】ブログ ☆
投稿日:2010.08.30日本酒イベント純米燗 夏の宴 行ってきました
去る8月22日(日)、東京早稲田にあるリーガロイヤルホテル東京にて、日本酒イベント「純米燗 夏の宴」が開催されました。このイベントは埼玉県の神亀酒造さんが代表幹事を務める全量純米蔵を目指す会が主催しています。手造りで醸す小さな蔵元同志が互いに連携し切磋琢磨しながら日本酒業界を元気にしていこうという目的で結成されました。そして今回出展されたお酒はいうまでもなく、純米酒の燗です。このイベントに出るたびに、燗酒に季節は関係ない、とつくづく思わされます
酒米育てています!
やはり燗で飲んでしまいました!丹沢山純米秀峰
こだわり野菜サラダと醸し人九平次!
今が旬のトマト、レタス、きゅうり等の夏野菜達!ハーブを効かせたドレッシング、特に新鮮なトマトなどに合わせるならコレ!
醸し人九平次 純米吟醸山田錦
「九平次ってもっと香りあったような気がしたけど・・・・」と思ったのですが、それは新酒の頃のお話でありまして、時間の経過と共に落ち着いてきました。
「香りのあるお酒って料理の邪魔をする」と思われがちですが、こういうのだったら合いますよ!特に九平次のような旨口で酸のあるタイプは、トマトとよく調和します。
よく冷やしたトマトに塩ぶっかけてがぶりとやりながら九平次を飲む!
粋な飲み方ではありませんか!(まだ試してませんけど。でも合うと思います。)
醸し人九平次純米吟醸
1800ml ¥3360(税込み¥3528) 720ml¥1680(税込み¥1764)
磯子区新杉田 炭火焼 火乃酉さんにて
初めての冷汁!
横浜市都筑区センター北駅近くにある、「浜の台所おらが」さんにて、冷汁定食をいただきました。
宮崎県の郷土料理で、ご飯にみそ汁(麦味噌)をかけたもので、おじや感覚でかき込んで食べてしまいました。宮崎には行ったことがあるのですが、初めて頂きました。食欲の落ちるこの季節でも、けっこう食べられます。から揚げもジューシーで美味!
今回はランチでしたが次回は夜に行きたいと思います。
店長の津江さんと料理長の織茂さん。お二人で切り盛りされておりますが、接客も丁寧で温かみのある、雰囲気のよいお店です。お酒も充実しています。人良し、酒良し、料理良し、三拍子揃っています。
横浜市都筑区中川中央1-38-3 HSビル1F センター北駅下車 徒歩1分
TEL 045-915-8980 定休日:日曜日
ワインセミナーが開催されました
去る7月25日、新羽にある地鶏焼「味くりや」にて、料飲店様、業務店様を対象としたワインセミナーが開催されました。今回講師として㈱星野リゾート取締役総料理長の梶川 俊一様をお招きして店舗運営や企業再生のノウハウ、ワインのテイスティングの方法や目的など、具体的事例を挙げていただきながらわかりやすくお話していただきました。
梶川さんより、とてもためになるお話をいただきました。現在の低消費、低成長時代を勝ち抜くには、機能や特徴ではなく、「情緒価値」が重要とのこと。情緒価値とは、「好ましい」、「親しみやすい」、「共感できる」、「愛おしい」というような、好意的な感情、情緒を喚起するコミニュケーションとのこと。
具体例として、ペットボトルのお茶「綾鷹」と「伊右衛門」のCMを挙げていただきました。ブログご覧の皆様、よ~く思い出してみて下さい。決定的な違いがお解かりになりますでしょうか?
あまり深く触れると、商品のイメージに影響が出ますので、コメントは控えさせていただきます。
続いてワインのテイスティング講座。梶川さん曰く、テイスティングも目的は3つ。「香りの強さ」、「余韻の長さ」、「料理との相性」を確かめるとのこと。
当社直輸入のワイン7アイテムをテイスティングしていただき、表現方法のお手本を示していただきました。
フルーツや草・花、など、6つのカテゴリーにわけてその中から具体的なもの(例えばグレープフルーツなど)を当てはめていくとわかり易いとのことです。(1つのカテゴリーに10アイテムあれば60の具体例が用意できるわけです)
続いて会場を1Fに移して、約40種類のワインをテイスティングしていただきました。梶川さんも参加されましたが、その表情は真剣そのもの。集中力を高め、瞬時に見極めないと次に進めないとおっしゃっていました。素晴らしいと思ったのは、良いと思った事は強調し、マイナスの要素は全く言葉に出していないという点です。(マイナスの部分も考えようによってはプラスにもなるとのことです)
約40種類のワインの中より、梶川さんが絶賛したワインが2つありました。画像撮っていなかったので次回紹介します。
宝山を楽しむ会が開催されました
去る7月17日(土)、新横浜の和風ダイニング澄仙さんにて、西酒造さんの宝山を楽しむ会が開催されました。当日は鹿児島より、西酒造の薗田さん、小林さんのお二方にお越しいただき、17名の宝山ファンが集まり、大いに盛り上がりました。
澄仙店長の佐々木さん。猛暑の中、お越しいただいたお客様にウエルカムドリンクの富乃宝山ハイボールを造っていただきました。爽やかで喉の渇きが潤せます
まずは西酒造さんを紹介したDVDを見ていただいて鹿児島へ来た気分になっていただきました。その後、吉祥の常連、金近さんに音頭をとっていただき、天使の誘惑(樽3年、瓶貯蔵4年合計7年貯蔵)のソーダ割りで乾杯しました。
バニラのような甘い香りが癖になり、まだ始まったばかりなのにロック、ストレートでお楽しみいただきました。(お強い方ばかりです)
いわゆる「初留取り」の万暦。アルコール度数40度です。〆のデザートにこれを冷凍庫でキンキンに冷やしたものをバニラアイスにチョロチョロ~とかけていただきます。
バニラアイスの甘さがアルコールの辛さを打ち消して、更に芋の甘味が加わり、なんとも言えない贅沢なデザートです。
ただし、あまり美味しいからといって調子に乗ると後が危険です。
最後にお店の前で記念撮影。皆さん宝山をたっぷり堪能して気分上々です。西酒造の薗田さん、小林さん、ありがとうございました。会場を提供していただきました、澄仙さんありがとうございました。これからも西酒造さんを、そして澄仙さんをよろしくお願いします。
和風ダイニング 澄仙 横浜市港北区新横浜2-14-24 ラーメン博物館隣
TEL 045-474-2336
チャリティ試飲会に行ってきました
7月4日、錦糸町のすみだ産業会館にて、チャリティ試飲会「酒は未来を救う」が開催されました。清酒、焼酎、ワインの蔵元約60蔵が参加、たくさんの人で賑わいました。吉祥でお世話になっている蔵元さんを紹介します。
岩手県紫波町より、吾妻峯酒造の佐藤 元社長。酸を効かせ、食中に向くしっかりした味のお酒を造ります。
市川 海老蔵さん?いえ、違います。宮崎県 児玉醸造の金丸 潤平さん。そうです、「杜氏潤平」の名前にもなっている潤平さんはこの方です。
鹿児島県、国分酒造の笹山さん。芋麹の元祖、芋麹芋を造っています。前割りのお燗も出されていました。これぞ本場の飲み方!
鹿児島県の鹿児島酒造の根比さん。今回初めてお会いしました、。やきいも黒瀬もいただけるようになり、ありがたい限りです。
大分県常得屋酒造の中園さん。納品の時、毎回心のこもった自筆のお手紙を頂いております。16,9度の前割りの燗、サイコーです。
山梨県勝沼醸造の志村さん。和食に最適なアルガブランカクラレーザを造っていただいております。
山梨県ドメーヌQの久保寺さん。実は当日、吉祥の山梨ワイナリーツアーがありまして、午前中ツアーの案内をしていただいた後、急ぎイベントへ駆けつけたとのことです。青デラヌーボー、楽しみです。
山形県高畠ワイナリーの高橋さん。吉祥でもスパークリングが大人気です。当店へは試飲販売にも来ていただいておりますます。またよろしくおねがいします。
しっかり味があります Saika Twelve 純米吟醸
和歌山の九重雑賀さんの純米吟醸「Saika Twelve」が大人気なんです。アルコール度数12度なのですが、しっかり味があります。味わいだけでみますと、普通のお酒とさほど変わりませんが、度数が低い分、後口はとてもすっきり!お疲れ気味の時でもスイスイ飲めてしまいます。
写真は、綱島で一番熱い店、「魚一屋(とといちや)」さんにて、地魚のユッケともにいただきました。意外とこってりした料理ともよく合います。ワイングラスで出していただいております。一週間続けての勤務のうえ寝不足(ワールドカップのせい!)のため疲労はピークに達していましたが、2杯いただいてしまいました。
〆にご飯セットをいただいて、本日の晩御飯。お食事もOKで、お刺し身、焼魚、煮魚などの定食もあります。
横浜漁酒場 魚一屋(とといちや)
横浜市港北区綱島西1-4-23 綱島駅西口徒歩1分
TEL 045-544-8755
無休で営業しております
お燗酒のお手本のようなお酒 麗峰丹澤山純米
夏向けの低アルコールや涼しげなブルーのボトルの清酒が各蔵元より発売される中、唯一お燗に向く清酒を発売された川西屋酒造さん。
当初、「何故この時期に?」と思いましたが、数年来お付き合いさせていただいている蔵元の露木社長の真意を、私はすぐに理解できました。
燗酒の普及拡大こそ、清酒消費拡大の鍵!であると。
ですが世間的には「燗酒はベテランが飲むもの、初心者は香り高いフルーティーなお酒から入るべき」という風潮さえ見受けられます。
私も含め、川西屋酒造さんはこの考えに、異を唱えます。
初心者こそ、まっとうな燗酒から入るべき と。そこからいろいろなタイプのお酒に好みが広がれば良いのです。
美味しい料理を口に運び、そこに純米のお燗酒をキュッと入れてやると、それはそれはなんとも言えない幸せな気分になるのです。これを覚えてしまうと、もう清酒から、そしてお燗酒から離れられなくなってしまいます。麗峰 丹澤山純米は、まさにそのような、お燗酒のお手本のようなお酒なのです。
このお酒は阿波(徳島産)特等山田錦を使用し、タンクで一年以上熟成させてあります。タンクで熟成することにより、香味は落ち着き、お酒に含まれている様々な分子が結合して、まろやかでトロリとした滑らかな舌触りに加え、ふくよかで優しい山田錦の特徴が見事に表れています。季節に関係なくお楽しみ下さい。
旨いものはいつでも旨いのです。
麗峰丹澤山純米 1800ml 3200円(税込み3360円) 720ml1600円(税込み1680円)