吉祥のスタッフが蔵元を訪ね、酒造りの現場や造り手をご紹介いたします。

緑川酒造さんの田植えに行ってきました

去る6月2日、新潟県魚沼市にある緑川酒造さんの田植えの会に参加してまいりました。緑川酒造さんの「北穣吟醸」や「霞しぼり」に使われている「北陸12号」という酒米の田植えです。私は今年で3回目の参加です。

DSCN3296.JPGまず蔵に着いてから、社長の大平さんよりお話をいただきました。今回植える「北陸12号」という酒米は、魚沼産コシヒカリの人気や、新しい新潟の酒米「五百万石」の登場により、完全に栽培が途絶えたものを、緑川酒造さんが復活させたものです。通常の酒米より粒も大きく、心白(お米の中央にあるでんぷん質)の発現率も高いので、酒造りにも適しており、また味の膨らみも豊で独特の味わいがあるのが特徴です。

 

 

 

DSCN3299.JPG蔵の中を見学させていただきました。ここは麹室といって、麹を造るところです。良い麹とは、外側は硬く乾燥していて、中は柔らかく、適度に水分がある状態のもです。麹菌は水分を求めて、お米の中心部に食い込んでいきます。

普段は入室できませんが、今は造りをやっていないので見させていただくことができました。

 

 

 

 

DSCN3305.JPGお昼は新潟名物「へぎ蕎麦」をいただきました。つなぎに、「ふのり」という海草を使っており、ツルッとした歯ざわりが特徴です。

 

 

 

 

 

 

DSCN3342.JPGこんな感じのロケーションの中で田植えが行われました。バックの山は、八海山です。

 

 

 

 

 

 

 

DSCN3327.JPG昨年も参加されました、都筑区センター南の「菜の花」さん。無論緑川酒造さんのお酒がいただけます。お近くにお住まいの方、是非ご利用下さい。

 

 

 

 

 

DSCN3349.JPG田植え終了後、八海山をバックに記念撮影。今回は参加者が多かったので、私は一列植えました。(今まではだいたい2列は植えていました)お陰で筋肉痛にはなりませんでした。

 

 

 

 

  

DSCN3374.JPG恒例のバーベキュー。地元で採れた根曲がり竹をそのまま焼いて皮を剥いていただきました。都会ではなかなか味わえません。

 

 

 

 

 

 

DSCN3365.JPG今回田植えをした「北陸12号」が使われている、「北穣吟醸」と吉祥新入りの高木君。後ろで覗き込んでいるのは、クマテンこと熊谷店長です。気がついたら写っていました。

「北穣吟醸」を瓶燗でいただきました。吟醸とありますが、落ち着き目のお酒なので燗でもいけます。むしろ燗のほうがいいですよ!

 

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お酒=自然の産物ですね。お酒を通して、自然とか農業といった問題を見つめなおすきっかけになってくれればいいな、と思うのであります。ブログをご覧の皆様も是非こういった機会があったら参加されてみてはいかがでしょうか。ご希望の方は是非田邉までご一報下さい。機会があれば喜んでお連れいたします。