吉祥のスタッフが蔵元を訪ね、酒造りの現場や造り手をご紹介いたします。

九重雑賀さんを囲む会が開催されました

去る7月25日、青葉区の和食ダイニング田鞍さんにおきまして、和歌山県の蔵元、九重雑賀さんをお招きしてお食事とお酒を楽しむイベントが開催されました。

まずは社長の雑賀 俊光さんより、食生活についての問題、生産者のもの造りに対する想いなどをお話いただきました。大手のメーカーが大量生産でほんの数日でできてしまうものを、あえて2年もかけて造るその訳など、熱弁奮っていただき、「商品の見る目が変わった」と参加者の方たちのお声も聞かれました。

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熱弁を奮う雑賀 俊光さん。雑賀さんはお酒だけではなく、お酢も造っている(創業はお酢が先なのです)ので、どちらかというと、お酢や食生活のお話のほうが中心でした。

引き込まれそうなほど、熱心に語っていただきました。

 

 

 

 

 

続いて乾杯!

 

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乾杯に使用されたお酒は、ビール酵母で瓶内2時発酵させた「スパークリング純米吟醸」

シャンパングラスでお洒落に頂きました。

その後は雑賀さんから一品ずつお酒やお酢の説明を頂きながら、お食事とお酒を楽しみながら歓談となりました。

 

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皆様お酒談義に花が咲いています!

 

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なんとお酢を飲まれていました。まろやかでツンと来ないそうです。  こちらのお客様は健康のためにお酢を飲まれているそうですが、純粋にお酢の美味しさが感じられるとのことで、気に入ったそうです。             

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田鞍さんのお料理はどれも心のこもった丁寧なものばかりでした。雑賀さんのお酢、ポン酢を使用したお料理も造っていただきました。

そして、お酢、ポン酢を使用したお料理はお酒と良く合うというのがわかりました。(同じ発酵食品なのだから当然ですね)

雑賀さんもおっしゃっていましたが、この豊食の時代に消費者の皆様の味覚もだんだん慣らされてきて、しっかりした味のもの、すなわち濃い味付けのものを好むようになり、その結果過剰な塩分摂取によって成人病などを引き起こすことが危惧されていますが、お酢を使用することにより味に深みが増し、結果薄味でも十分に対応できるのです。健康志向によりお酢も注目されていますが、お酢そのものの効果より、食生活の改善こそ、雑賀さんが目指していることなのです。

参加者の皆様、ありがとうございました。

雑賀さん、ありがとうございました。そして田鞍さんありがとうございました。