「いろいろなお酒があるけど、それぞれ最も適した温度帯と相性の良い料理があるんだよね。それを自分の舌で見極めて、最高の状態でお客様に飲んでもらいたい」と強くおっしゃっていました。好みはあるでしょうが、冷酒一辺倒で提供するなんて、お酒の可能性を狭めているだけですよね。
一際印象に強く残ったのがこれ、
「丹沢山山廃純米」。
以前電話で米山さんに「今年の山廃は綺麗ですっきりしてますね」とお伝えしましたが、それは発売されて間もない3月頃のお話でありまして、まさに今グ~ンと味が乗っています。生酒なのですが、お燗でいただきますと、ぶゎ~、とぶったまげるくらい味が膨らみます。それと、酸度は高めの1,8ですが、柔らかく丸い酸なんですね!ですから酸が高いという印象は全くといっていいほど感じられません。(あくまでも私の感想です)ややミルキーな風味の印象なので、乳製品を使用した食材などによくあいます。熱々のマカロニグラタンなんかとあわせて飲んでみたいな!