吉祥のスタッフが蔵元を訪ね、酒造りの現場や造り手をご紹介いたします。

神亀酒造さんの真穂人の田植えに行ってきました

DSCN1532.jpg5月23日日曜日、千葉県成田市三里塚で、神亀酒造さんの純米酒「真穂人」の酒米の田植えの会があったので参加してきました。

上野駅に8:00に集合、京成電鉄に乗って一路成田へ向かいました。久しぶりの遠足気分です。

写真左、あいにくの雨模様ですが、皆さん合羽を着て植えていきました。

 

 

 

DSCN1538.jpg写真左、私が植えた列です。曲がりくねっています。人間性が表れているようで、なんともお恥ずかしい限りです。(もっと曲がっている人もいたのである意味安心しましたが・・・)

写真下、遠くに見えるのは飛行機の尾翼です。成田空港のすぐ近くです。

DSCN1537.jpgのサムネール画像

DSCN1557.jpg田植えの後は楽しいお食事会です。真穂人と三里塚の無農薬野菜。

お酒はこれ以外に、ひこ孫純米大吟醸や活性にごり、上槽中汲など、いろいろ出ました。

 

 

 

 

 

DSCN1564.jpg蒸し鳥をさばく小川原専務。

「なんで俺がこんなことしなきゃなんねんだよ~」

と、ぶつぶつ言いながらも、一口サイズにちぎりながらみなさんにふるまっていました。

人をもてなすのが大好きなんです、専務さんは。

それにしてもこの鳥、硬くてなかなかちぎれないほどなんです。農家の石井さん曰く「旨いんだけど、硬いから市場には出ずに、自分達で食べてるんだ」とのこと。するめのように、噛めば噛むほど味が出ます。

真穂人の熱々燗とよくあいます。

 

 

 

DSCN1565.jpg生産農家の石井さん。まだ無農薬野菜なんていう言葉すらない時代から、それを実践してきました。すごい人なんです。DSCN1545.jpg 専務が箱の上にのり、演説が始まりました  

DSCN1566.jpg

「お酒は米からできています。お酒を飲むことは農家さんを助けることになるのです。皆さん、もっと農業に、そして農家さんに目を向けてあげて下さい」

生産者への感謝の念を忘れないように、と述べられていました。思いやりのある方なんです。

 

 

巷では、「神亀教」などという言葉が飛び交っているようで、ある種教祖的な存在なのかもしれません。専務のまわりにはいつも人の輪ができており、皆専務を盛り立てようと一所懸命です。専務が純米酒普及のために活動されてきたことは、とてつもなく凄いことなのですが、それを感じさせない程、偉ぶったところもなく(この風体を見ればお分かりかと思いますが)ふだんはおちゃらけたかわいいおじさんという雰囲気で、とても親しみやすい方です。神亀の熱烈なファンは、お酒よりもむしろ専務の人間性に引き付けられたのでは?という印象さえありました。専務お疲れ様でした。石井さん、お疲れ様でした。参加者の皆さん、お疲れ様でした。