久しぶりに ぶり大根を作りました!
私、田邉の得意料理は煮物、煮魚です。自慢するわけではないのですが、やはり自分で作ったものは美味しいと思うものです。ちょっとコツを覚えれば、作り方もそれほど難しくはありません。誰でもできると思うので是非挑戦してみて下さい。
京都の松本酒造さんで発売されている料理酒
「純米厨酒」です。
これを使うと、多少薄味でもしっかり味があるような気がします。(実際私は薄味好みです)希望が丘にある松本庄平さん(松本酒造の企画室長でおでん屋をやっています)のお店ではおでんに、この厨酒をどぼどぼ惜しげもなく加えていました。
ちなみに作り方のコツは、
①ぶりに塩を振って30分く位置いてから熱湯をかけます。臭みが消え、アクも少なくなります。
②下ゆでした大根とぶりを鍋に入れ、厨酒とみりんを入れ、生姜を加えてからかぶる位まで水を入れて煮ます。
③砂糖を大さじ2杯位加えて10分位に煮てから醤油を加えますが、煮詰まるので薄い位がいいです。 (初めから濃くするとあとで調整ができなくなります)
④あとは落し蓋をして煮汁がすくなくなるまでコトコト煮るだけ。お好みでねぎ、しし唐、ごぼうなどを入れてみるのもいいですよ。
だいぶ煮詰まってきました。も少しで出来上がりです。今回はここでねぎを加えてみました。
出来上がりです。見た目はよくありませんが(汁が少ないですね)今回も美味しくできました。 味のしみ具合はこれくらいが良いと思います。大根の味と辛みが残っていて醤油味とのバランスが良いのです。
そして今回このぶり大根と合わせたお酒は、日本酒ではなく、球磨焼酎の「武者返し」。
このところ球磨焼酎にはまっています。ぶり大根でご飯がすすむように、球磨焼酎もどんどんすすんでいきます。(お米が原料なのですから、ご飯に合う料理と相性が良いのは当然です)
この焼酎はまだ吉祥では取り扱いはありませんが、手造りによる麹つくり、甕による少量仕込みで昔ながらの常圧蒸留一筋を貫き、2年間熟成されています。
一時期、減圧蒸留によるすっきりした味わいの球磨焼酎がもてはやされ、当蔵も厳しい状況に置かれたそうです。多くの蔵が減圧蒸留の焼酎を発売する中、それでも信念を曲げず、常圧蒸留1本で勝負する、気骨のある蔵です。
球磨焼酎は伝統的な飲み方がありますが、なんといっても、ガラ・チョク(球磨地方伝統の酒器)を使った直燗が雰囲気もでて、最高に旨いのです。
これがガラです。コンロに弱火で直接火にかけます。球磨地方では生(きと読みます。ストレートのこと)でチョクという小さい盃でちびちびやるそうです。(自宅でチョク無くしてしまったので清酒用の盃で飲んでいます)ちなみに私は少し割り水をしてから飲んでいます。豊永酒造さんからは初めから割り水をしたアルコール19度の「一九道(いっこうどう)」という商品もあります。
燗冷ましが最高に旨く、お米の甘味が最も豊かに感じられます。
これが今晩の私の夕食です。
やはり手造りで愛情込めて造られたお酒には、手料理とやるのが一番!体にもいいし、心にもいいですよね!
目下の私の目標は、しめ鯖です。うまくできたらまた紹介しま~す!