酒に惚れ込んだスタッフ(お酒のアトリエ吉祥)たちが醸す一期一会のブログです。

スタッフブログブログ ☆

投稿日:2009.04.25

京都伏見の地酒、松本酒造さんのご紹介

 main_navi_r1_c1.gif

京都府伏見にある蔵で、桂川沿いにある木造造りの蔵は、観光のビュースポットとしても知られています。

通常は「日出盛」、「桃の滴」といった銘柄で有名ですが、「澤屋まつもとシリーズ」は造りも、流通も全く別で、全国約200店舗の地酒専門店に限定で販売されています。

  

灘の「男酒」に対し、伏見の「女酒」とよく言われていますが、「澤屋まつもと」 はキリッとし辛口のお酒です。

kuriazake.jpg

料理が主役で料理の味を引き立てる「食中酒」としてのお酒のあり方をとても大切に考えられています。

営業担当の松本 庄平氏は業界の中でもプロ級の腕前を持つ料理名人で、伊丹十三監督の映画「たんぽぽ」のモデルにもなったほどです。

氏曰く、「お酒とは毎晩の食事でいう銀シャリ(ご飯)のようなもの。
 
おかずだけでは飽きてしまうし、ご飯だけでは物足りない。
おかずとご飯両方あることでお互いが生きる」とのこと。
上品な出汁の効いたおでんや煮物などと合わせたら美味しさが倍増するようなお酒です。
kura_flower.jpg
 

 

投稿日:2009.04.25

鹿児島県 田村合名さんのご紹介

8837_LRG.jpg

純黒、薩摩乃薫り等でおなじみ「田村合名」さんを紹介します。

鹿児島県薩摩半島の南端に位置する指宿市山川町に蔵はあります。
指宿といえば砂蒸し風呂の温泉として知られていますよね。
また薩摩富士の名で有名な開聞岳がそびえたち、景観が素晴らしい観光の町としてにぎわっています。

この休火山の開門岳から出た火山灰が降り積もってできた砂礫層からは良質なさつま芋が採れ田村合名さんは地元の農家の方と協力して芋焼酎用の黄金千貫を栽培しています

創業は明治30年で現在は4代目の桑鶴みよこさんが社長を務めています。
pic2.jpg
 
当初は白麹仕込みの「薩摩乃薫」のみでしたが、黒麹仕込みの「純黒」、一次二次仕込みの両方とも創業当時から使用している甕で仕込んだ「純黒甕仕込み」、清酒に用いる黄麹を使用した「鷲尾」など次々と新しい商品を出し、今や入手困難な焼酎として人気を拍しています。
 
 大手焼酎メーカーが最新設備を導入し大量生産に力を入れる一方、昔ながらの手造りにこだわっています
特に甕仕込みは味はまろやかに仕上がりますが、少量しか造れないのはもちろん、温度管理も非常に大変です。
pic1.jpgまた田村合名さんでは『純黒』が有名になったことで全体の8割が黒麹仕込みですが、黒麹で仕込みますと蔵内に黒い胞子が飛び散り、建物の内部や蔵人の衣服が真っ黒に汚れるなど大変な苦労がつきまといます。
 
 
他ではなかなか味わえない田村合名さんの焼酎を開門岳の景色を思い浮かべながら是非味わってみてください。鹿児島に来た気分になれるかも!

投稿日:2009.04.25

本物のリキュールを造る平和酒造さんのご紹介

  

和歌山県海南市にある平和酒造さんは、山本 保氏により昭和3年日本酒を製造する蔵として創業しました。

しかし戦争が始まり食料事情が 悪くなるにつれ酒米の確保が難しくなり、国から酒造の休業の命令が下されましたが、戦後になっても酒造再開の許可がなかなか下りず、2代目の山本 保正氏 がそれまで培ってきた経験、技術、想いを無駄にすることはなんとも忍びがたく、何度も国に掛け合い、その熱意が実って昭和25年にようやく酒造業再開の許 可が下りました。


この時、これからずっと平和な世の中が続くよう願いを込めて、平和酒造と社名を命名したそうです。

IMG_0746.jpg

梅酒造りは平成7年より始まりました。当時はあまりにもフルーティーな梅酒のためなかなか受け入れてもらえなかったようです。と いうのも当蔵は当初から完熟梅を使用していたのですが、完熟梅は痛みが早く流通には問題があるため一般に市販されている梅酒は青梅が使用されております。

DSCN1728.JPGのサムネール画像しかし青梅はその硬さゆえに梅のエキスが抽出されにく

 

く、長時間漬け込まなければなりません。
そうすると種のなかにある苦味成分まで抽出されてしまい、そ れを砂糖の甘さで抑えているのです。
梅酒を造る蔵は全国にあれど、完熟梅を使用して仕込むのは地元和歌山でなければできないことです

  img10293342318.jpeg

そして和歌県といえばみかんをはじめ柑橘類などのフルーツの栽培がとても盛んな地域でもあります。
地元の農家さんのお力をお借りして、柚子、檸檬、夏みか んなどを使用したお酒を次々と発売されました。
ここにも「和歌山に根ざした酒造り」が活かされています。
これからも平和酒造さんの挑戦はまだまだ続くで しょう。

前の10件 8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18