北陸12号の田植え 2013
5月29日
コシヒカリの産地として全国的にも有名な新潟県魚沼市にて、希少な酒米「北陸12号」の田植えに参加して参りました!
※北陸12号とは←前回の訪問記にて
朝8時に池袋をバスで出発し、11時すぎに新潟は小出に到着。
バスの中は爆睡…
緑川酒造の高橋さんにお迎えにきていただき、少し時間があったので、スキー場の上から八海三山と眼下に広がる緑川酒造を眺め
中央の細長い建物が酒蔵です
初めてのスタッフもいたため、改めて蔵の中を一通り見学
メモを取りながらお勉強です。
私は一昨年にお邪魔させていただいておりましたが、その時と比べると
麹室の中など、よりよいお酒造りをするためにさらに進化されておりました。
その後、田んぼへ移動
これから初田植え!と意気込む(左)ボーノ相模大野スタッフの長谷川さんと(右)新吉田本店スタッフの菊池さん。
そして今回お世話になった田んぼがこちら
今回は育種用の苗のため、1本植えで行いました。
通常、収穫用ですと一カ所に複数本を植えるのですが、純粋な「北陸12号」という品種の特徴をしっかりと引き継いでいる「種籾」を得る為に行います。
世代を重ねて行くと、突然変異などでどうしても性質の異なる稲が育つ事があるため、このような作業を行い、種を守っていくのだそうです。
田植え前はあいにくの雨模様でしたが、後半は晴れて気持ちのいい天気に!無事田植えが終了しました!!
田植えのあとはお待ちかねの豊作祈願祭!北穣吟醸を心ゆくまで楽しみながらの宴です。
地元で採れた根曲がり竹をそのまま焼いて…これがまた柔らかくて美味しい♪
毎度の事でお燗にしてみたり…
農家さんとお話させていただきましたが、やはり北陸12号の栽培は難しいとのことでした
「作付け面積や栽培の手間などを考えたら、山田錦よりも高くなってしまうよ(笑)でもそれを承知で蔵元が買ってくれるから、俺たちも本気になって作れるんだよ」
とおっしゃっていました。
現在北陸12号を栽培している農協は魚沼のここだけということで、農協と蔵元の信頼関係がないとできないことなんだなぁと改めて感じました。
(中央)緑川酒造の大平社長と(左)吉祥では試飲販売等でお馴染みな高橋さんと一緒に
帰りの時間が近づいてきたので一足先に。バスはほぼ貸し切り状態、スタッフと語った帰路となりました。
緑川酒造の皆さん、農協の関係者の方々、参加者の皆様、ありがとうございました!!