泉橋酒造の呑み切り会に参加してきました!
先日は神奈川は海老名にあります泉橋酒造さんに行ってまいりました!
小田急線の海老名駅から徒歩で約15~20分ほどの場所に蔵があります。(バスを使うと徒歩込みで10分ほど)
利き酒は感覚が最も鋭敏な午前中が良いので、開場の10時に到着!一番乗りでした(笑)
純米大吟醸から梅酒まで、泉橋酒造のラインナップを一通り利いて、28BYの特徴を改めて掴んできました!
その中で特徴もあって面白いお酒も見つけたので、そちらはまた改めてご紹介したいと思います!!
蔵の裏手にはすぐに自社の田んぼが広がり、無農薬での酒米造りをしています。今回はそちらの方も改めて伺ってきました!
山田錦はちょうど出穂(しゅっすい)の時期!このぴょこんと出ている部分が稲の花です。2~3時間ほどで受粉を行いまた閉じてしまうので本当にタイミングの良いときでした!
雄町はまだまだこれからといった状態で10月後半~11月前半に収穫期を迎えます。
亀の尾はもう少しで収穫期とのことで、実って頭を垂れていました。
昔からの品種なので芒(のぎ・のげ)といって維管束が発達して先からでている毛が非常に長いのが特徴です。これがあると鳥獣に食べられにくかったり、動物の毛などに絡まって遠いところまで種を拡散したりする役割があります。
時代につれて収穫の際に作業の邪魔になるとのことで品種改良により現代の品種にはあまり見られなくなっていますね。
真っ白な一面を見たときに一瞬、風の谷のナウシカの某シーンが脳裏を横切りました(笑)
面白いのが下の写真。
手前で実っているのはコシヒカリ、右奥の緑色になっているのが山田錦、左上で白く見えるのが亀の尾です。
収穫されたお米からは中々感じられませんが、同じお米でも品種によってここまで違いが見られるのも田んぼならではの風景ですね!
無農薬での栽培は、無秩序的に生えてくる雑草を全て人力で取り除かなければいけないため、非常に手間と時間が掛かります。そのため、下の画像にある道具を持って田んぼに入り除草を行います。
麹を担当している蔵人の犬塚さんに倉庫から道具を引っ張り出してもらい紹介して頂きました。
稲が小さいときは鎖を引きます。大きくなると、長い鎌やお手製の釘の箒で除草を行っていきます。
機械が入れない為これらの道具を使って、サッカーコート一面位ありそうなところを、真夏に大人3人が丸一日掛けてやっと雑草取りが終わるそうです。それが何面もあるのです。。。
そんな蔵人さんや農家さんが丹精込めて育てた酒米が、泉橋のお酒となって皆様の手元に届いているのです。
海老名のテロワールをぜひ感じてみてください!