酒に惚れ込んだスタッフ(お酒のアトリエ吉祥)たちが醸す一期一会のブログです。

お酒のウンチク

投稿日:2013.09.21

灘の宮水の意味

名水としてだけでなく、酒造りに最も適した灘の宮水は有名です。
では、なぜ宮水というのか?
酒と宮廷はもともと縁があったから「宮水」となったと思っている人が多いんですが、違います。

宮水の「宮」とは■西宮の「宮」

兵庫県西宮市の「宮」の字をとって宮水といいます。

では、なぜ宮水が名水といわれているかというと「無機質」が多量に含まれているためです。
「リン」「カリウム」「カルシウム」など。こうした無機質はアルコール発酵の際、酵母の働きを活発にし、有害菌の侵入を防いでくれます。

では、なぜ西宮にこのような無機質が多く含まれるのか?

それは、西宮地区の地下にトリ貝の地層があるからと言われています。
したがって西宮神宮や西宮地区の
神社にある湧水は、無機質が大量に含まれたまさに「名水」なのです。

投稿日:2013.09.20

ビールがガブ飲みできるワケとは?

ビールがこんなにガブ飲みできてしまうその成分とは何でしょうか


■ビールに含まれるアルコール分


ビールは醸造酒の中でも、最もアルコール度数が低いお酒です。この適度なアルコールがガブ飲みできる要因。

例えば、これが普通の水であれば胃では水はほとんど吸収されないため、すぐに満腹になってしまいますが、アルコール分を適度に含むビールは胃で吸収されるため、満腹感を水ほど感じないというわけです。

しっかり覚えておきましょう!

投稿日:2013.09.16

酒は寝かせるほどうまくなるか?

ワインの瓶熟成のタイムリミットは何年?
そのリミットを過ぎると逆に味が落ちてしまう年数とは?

正解は【70年

多くの酒関係者でも、蒸留酒は瓶内でも熟成すると思っているようですが厳密にいうと熟成というのは樽の中でおこなわれるのであり、瓶詰めされた時点で熟成は
ストップします。

色が変わることもありますが、あれは「熟成」ではなく単なる「変化」にすぎません。

一説によると泡盛は瓶内熟成する説もあるようですがこれは泡盛に含まれるクラスターという成分が関連しており熟成ではなく「変化」という説が強いようです。

瓶内に長期間置いておけばアルコールも微量に減り、飲みやすくなるでしょうが
これは決して熟成ではなく「変化」にすぎません。熟成と変化は違います。

よって、ワインの熟成リミットは70年。
これを過ぎると味が劣化していくことが
わかっています。

投稿日:2013.09.12

旅行先で確実にビールが飲めるために

以前スペインに行ったとき、カフェに入って「ビール」を注文しようとしましたが、スペイン語でビールをなんというか知らなかったので「ビア」と注文したらなんとワインが出てきました。

スペイン語でワインは「ヴィノ」というので「ビア」が「ヴィノ」に聞こえたのでしょう。
ビールはスペイン語で「セルベッサ」という
そうです。恥をかきました(笑)

では、ここでみなさんが各地に旅行したとき、確実にビールが飲めるよう世界各国の「ビール」の呼び名を覚えておきましょう。


■英語(ビア)
■フランス語、北部地方(ビエール)南部地方(セルボアーズ)
■ドイツ語(ビア)
■オランダ語(ビエール)
■イタリア語、北部地方(ビルラ)南部地方(セルボジア)
■英語(英国)(エール)
■スペイン語(セルベッサ)
■ハンガリー語(スォール)
■ルーマニア語(ベレア)
■ブルガリア語(ビータラ)
■アラビア語 (ビーラ)
■デンマーク語(エール)
■スェーデン語(エォール)
■フィンランド語(オルット)
■ポルトガル語(セルベハ)
■ロシア語(ピーヴォ)
■リトアニア語(ピィヴァ)
■中国語(ピーチュウ)
■韓国語(メクチュ)
■日本語(ビール)
 

投稿日:2013.09.08

ホップ栽培業者にハゲがいない理由

ビールに使われるホップ。じつは、ホップを栽培している農家の男性に、
ハゲがひとりもいない!という事実、知ってますか?これは、世界共通

なんだそうです。では、なぜホップ栽培業者にハゲがいないのか?

それは、ホップには植物性の卵黄ホルモン(女性ホルモン)が豊富に含まれている
からです。その昔、修道院の女性たちの生理不順の治療にホップが使われていた
のです。また、生理が終わった高齢の女性がホップを煎じて飲み始めたところ、
なんと生理が始まった!という記録も残っているとか。

ハゲの原因は男性ホルモンの強さだといわれています。
つまり、ハゲを治すには、男性ホルモンを取り除き、女性ホルモンを与えるといいわけです。

ところでこのビールに使うホップは植物のひとつですが、通常の植物は雄花と雌花に分かれており、雄花の花粉が風に乗って雌花のめしべに付着して受精することはご存知のとおりです。

しかし、ビールに使うホップは受精前の「処女」のホップでなければならない!という事実、知ってました?

したがってホップ栽培業者は雌花が年頃になると雄花の花粉が付かないように雌花にビニール袋をかぶせるなどの作業をしているのです。
まさに「箱入り娘」
悪い虫が付かないよう、お嬢様のように育てたホップしかビールには使用できないのです。
知ってました?まさにビールのあの苦味こそ処女の味なのです。

 

 

 

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