酒に惚れ込んだスタッフ(お酒のアトリエ吉祥)たちが醸す一期一会のブログです。

お酒のウンチク

投稿日:2014.09.10

"冷酒"と"冷や酒""って違うの??

「日本酒を“ひや”で!」「“ひや”で美味しいお酒ある?」
 

この言葉、居酒屋さんとかで聞いたこと、または使ったことのある方もいらっしゃると思いますが
この“ひや”で!って、どの温度帯を指すかご存知ですか??


わかるよー!って方はかなり日本酒が好きなのではないでしょうか!?

わからない!又はこれから楽しみたい!という方は以下をご覧ください!(^^)



日本酒の飲用温度については、大きく3つに分けることができます。

・冷酒(れいしゅ)

冷蔵庫で冷やした、冷たい状態のもの。

・冷や酒(ひやざけ)
常温のもの。
昔は冷蔵庫などもなく、常温かお燗で飲む習慣でした。つまり、お燗していないという意味で“ひや”といいます。

・燗酒(かんざけ)
温めたお酒のこと。

ちょうどこれから季節を迎える秋のお酒「ひやおろし」の“ひや”も、加熱殺菌を行わず、常温で卸すということから「“ひや”おろし(冷卸)」とよばれています。



冷酒にも、燗酒にも、それぞれ温度帯によって細かく呼び方(※下記参照)がありますが、そこまで覚えなくても、「○○度くらいで」だけで、飲み屋さんで注文する時や酒屋さんでのお酒探しには充分ですのでご安心下さい!( ̄▽ ̄)

私も“ひや”の意味を知った時は、試しであえて使ってみたことがありますが、その時はもれなく“冷酒”で出てきました…(°_°)

最近は常に冷蔵庫で管理する所が増えてきたので、中々使う機会もないと思いますが覚えておくと“お!こいつ日本酒知ってるな!”と思われたりするかもしれませんね!(笑)

 

 


余談ですが「冷やし酒」という方法もあり、「いったん人肌程度に燗をしてから、とっくりごと冷水か氷で冷却した酒」というのもあります。こうすると、風味が締まりキュッとお飲みいただけます!

日本酒は同じ銘柄でも、温度によって様々な表情をみせてくれますので、一本のお酒を、是非いろんな温度帯でお試し下さいね!(^^)

 

 

参考までに、このような表現があります

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●冷酒の表現 

みぞれ酒         0度 
雪冷え(ゆきひえ)    5度 
花冷え(はなひえ)   10度 
涼冷え(すずひえ)   15度 
  
●燗の表現 
 
日向燗(ひなたかん)  30度 
人肌燗(ひとはだかん) 35度 
ぬる燗         40度 
上燗(じょうかん)   45度 
熱燗(あつかん)    50度 
飛び切り燗(飛び切りかん)55度以上 
投稿日:2013.10.23

昔、妊婦にビールを配給していた!

妊娠中の女性は、体内の赤ちゃんのためにアルコールは取るべきではない!というのが、一般的な常識です。

しかし、第二次世界大戦当時、イギリスでは政府が妊婦にビールを配給していたという記録が残っているのです。

理由は食糧事情が悪くなり、妊婦の栄養補給のため。ビールは液体のパンといわれるくらい、カロリー、ビタミン、ミネラルが豊富でしかも吸収されやすい形で含まれているからです。
とくに、妊婦や発育期の子供に必要な「リン」が多く含まれています。イギリスなので、おそらくスタウトでしょう。

じつは日本の医者の中にも、食欲増進剤としてビールを勧めている人もいます。
日本では、明治時代までビールは薬局で販売されていたという事実

・・・・・知ってました?

※もちろん現代は、妊娠中・授乳期の方は飲酒はお控えください。

投稿日:2013.10.10

肝臓を壊さない!酒の適量は?

お酒を毎日飲んでいる人へ!できれば、死ぬまで晩酌は続けたいですよね。
そこで、毎日どれくらいの量であれば肝臓を壊さずに飲み続けられるか?

まず、重要なのは1日12時間はアルコールを抜く!ということ。
つまり12時間までならアルコールが残っていてもOK!ということになります。
では1時間あたりの体内でのアルコールの消費量がどれくらいかというと、これは体重によって違いがあります。


■体重70Kgの人=7g
■体重60Kgの人=5g
■体重50Kgの人=3.5g


これに12時間をかけた量が1日のアルコールの接収限度となります。


■体重70Kgの人=7  ×12=84g
■体重60Kgの人=5  ×12=60g
■体重50Kgの人=3.5×12=42g


これを日本酒とビールに置き換えると


■体重70Kgの人=日本酒2合強、もしくはビール大瓶3本半
■体重60Kgの人=日本酒1合半、もしくはビール大瓶2本半
■体重50Kgの人=日本酒1合弱、もしくはビール大瓶1本半


これまでのアルコールの量であれば毎日接収しても肝臓は大丈夫だということですがあくまで一般的な数値です。
そしてあくまで肝臓に障害のない人の場合です。


ただし、実際には汗や尿と一緒に途中でアルコールは排出されるので実際にはこれよりもやや多くてもOK!お客様にもぜひ教えてやってください。
数字はあくまで目安です!

 

投稿日:2013.10.05

「サントリー」社名候補にあがった別社名

「サントリー」の社名は、創業者の鳥井信治郎の「トリー」と、当時人気商品だった赤玉ポートワインのラベルの太陽のマークの「サン」を取って付けられたということはご存知ですよね。

では、この「サントリー」に決まる前、候補に上がった最有力の別名を知ってますか?
実際にはサントリーに決まったんですが、候補に上がった最有力の
別の社名とは?


■シンドン


創業者、鳥井信治郎の「信」をとって「信どん」という社名にしたものが候補にあがったそうです。だとすれば、ウイスキーは「シンドンウイスキー」になり、ビールは「シンドンビール」になったはず。なあ~んかカッコ悪いですね。
日本を代表する社会人ラグビーチームの名称が「シンドン」じゃちょっとね。

投稿日:2013.10.04

「シェリー酒」「テキーラ」のいわれ

食前酒として有名なシェリー酒。このシェリー酒の名前の由来には2つの説
があります。まずひとつめは、もともとシェリー酒はスペイン南西部の町で

生まれたお酒です。その町の名前は「ヘレツ・デ・ラ・フロンテラ」といい、
「ヘレツ」(Jerez)を英語読みすると「ジェレツ」となり、これがなまって
「シェリー」となったという説。

もうひとつは「ヘレツ」ではなく「ヘレス」だったという説。
このシェリー酒を愛したイギリス人は「セレス」の「ス」を複数形の意味だと勘違いしたことで「セレス」の単数形「セレー」⇒「シェリ-」となった!
という説(こちらの説が有力だそうです)知ってました?


次はテキーラ。
今から200年ほど前、メキシコのある村で山火事が起きました。
その山にはサボテンだけでなく、竜舌蘭も生い茂り、それらは火事ですべて焼けてしまいました。
しかし、この焼け跡から何とも言えぬいい香りがしてきたそうです。

村人が焼け跡の竜舌蘭の株を指で押してみると、糖化された茶色い液体が出てきたそうです。その液体を発酵し、蒸留して出来たのがテキーラのはじまり。
その村が「テキーラ村」という名前だったことでこのお酒を「テキーラ」と呼ぶようになったのです。知ってました?

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