酒に惚れ込んだスタッフ(お酒のアトリエ吉祥)たちが醸す一期一会のブログです。

瓶ビールの王冠のキザキザとその意味

今はほとんど缶ビールが主流になっていますが、今回は瓶ビールの王冠に関する
雑学問題。

なぜ瓶ビールの王冠の周りにはギザギザがついているのか?
その前に、いったいあの王冠にはギザギザが何個付いているか?

正解は■21個

メーカーや銘柄に関係なく、すべの王冠にはギザギザが21個付いています。

では、なぜ21個なのか?それが一問目の答え。

それは■栓が抜きやすいように

これが21個より多いと抜きにくく、少ないと外れやすいという理由から。
明治中期までビールもコルク栓が主流でした。
しかし、当時はコルク抜きなどなく
開栓するだけも大変だったそうです。

日本に王冠が入ってきたのは明治33年。その3年前にイギリスのウイリアム・ペインターという人物が王冠を発明して特許を取っています。
しかし、最初の
ころは瓶の口と王冠が合わず、気が抜けたビールも多かったそうです。

当時の機械でコルク栓を打ち込むスピードが1分間に2本程度だったのに対し、現在の王冠では1分間になんと1000個の打栓が可能だそうです

ちなみに、よく瓶ビールの王冠を開栓するとき、栓抜きで王冠の頭をポンポンと叩く人がいますが、あれは何の意味も効果もないそうです。

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