"冷酒"と"冷や酒""って違うの??
「日本酒を“ひや”で!」「“ひや”で美味しいお酒ある?」
この言葉、居酒屋さんとかで聞いたこと、または使ったことのある方もいらっしゃると思いますが
この“ひや”で!って、どの温度帯を指すかご存知ですか??
わかるよー!って方はかなり日本酒が好きなのではないでしょうか!?
わからない!又はこれから楽しみたい!という方は以下をご覧ください!(^^)
日本酒の飲用温度については、大きく3つに分けることができます。
・冷酒(れいしゅ)
冷蔵庫で冷やした、冷たい状態のもの。
・冷や酒(ひやざけ)
常温のもの。
昔は冷蔵庫などもなく、常温かお燗で飲む習慣でした。つまり、お燗していないという意味で“ひや”といいます。
・燗酒(かんざけ)
温めたお酒のこと。
ちょうどこれから季節を迎える秋のお酒「ひやおろし」の“ひや”も、加熱殺菌を行わず、常温で卸すということから「“ひや”おろし(冷卸)」とよばれています。
冷酒にも、燗酒にも、それぞれ温度帯によって細かく呼び方(※下記参照)がありますが、そこまで覚えなくても、「○○度くらいで」だけで、飲み屋さんで注文する時や酒屋さんでのお酒探しには充分ですのでご安心下さい!( ̄▽ ̄)
私も“ひや”の意味を知った時は、試しであえて使ってみたことがありますが、その時はもれなく“冷酒”で出てきました…(°_°)
最近は常に冷蔵庫で管理する所が増えてきたので、中々使う機会もないと思いますが覚えておくと“お!こいつ日本酒知ってるな!”と思われたりするかもしれませんね!(笑)
余談ですが「冷やし酒」という方法もあり、「いったん人肌程度に燗をしてから、とっくりごと冷水か氷で冷却した酒」というのもあります。こうすると、風味が締まりキュッとお飲みいただけます!
日本酒は同じ銘柄でも、温度によって様々な表情をみせてくれますので、一本のお酒を、是非いろんな温度帯でお試し下さいね!(^^)
※参考までに、このような表現があります
●冷酒の表現